外食ニュースクリップ「ベルギーのパンと惣菜の ル・パン・コティディアン」(商業界 月刊コンビニ2011年8月号)

JR大阪三越伊勢丹の「伊賀の里モクモク手づくりファーム」
JR大阪三越伊勢丹百貨店の10階にレストラン街がある。その中で行列の一番長いお店が、大阪で初めてお目見えの「伊賀の里モクモク手づくりファーム」だ。
モクモクファームは1987年に伊賀の養豚農家達がハム工房モクモクを設立して食品製造に乗り出したことが発足だ。その後、地ビール、パン、チーズなどの地元の農産物を活用した製品の製造を開始し、現在では複数のレストラン、ビール工房、チーズ工房、パン工房、ハム工房、宿泊施設、温泉施設、牧場、などを備えた総合的な観光施設となっている。
このモクモクファームのレストランはブッフェスタイルの農場レストランで、雰囲気だけではなく、自ら生産したハムソーセージやパン、野菜、乳製品を使う本格的なお店だ。
従業員は女性ばかりで運営している、店内入口には新鮮な野菜や、焼きたてのパン、自家製造のハムソーセージを陳列し、顧客の食欲をそそる。夕方の開店は5時だが、すでに数十人の行列が出来ている。店内に入るときに女性スタッフが親切に料理の説明をしてくれてから客席に案内する。客席奥は時空の広場を眺めながら食事を出来るカウンターもあるのが嬉しい。
客席に着くと顧客にiPadを使って農場での生産風景を一通り説明してくれる。野菜を使った惣菜だけでなく、自ら育てた豚を使ったハムソーセージや、肉のバーベキュー、ビーフシチューなどを取り揃えている。勿論、自家栽培のお米をたいた美味しいご飯も用意されている。ビールも自家醸造の地ビールだ(アルコールは別料金)。食後には自家牧場で絞った牛乳を使ったジェラートや焼き菓子が用意されている。これで、時間無制限の食べ放題で2500円だ。

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