天草を楽しむ

食の宝庫九州から

熊本県天草市へ出かけてきました。

天草諸島最大の天草下島の中心である天草市本渡へ。熊本空港から100キロ2時間半の道のりです。

空路を使えば天草エアラインで30分という方法もあります。

熊本県第3の市街地であった本渡も、全国各地の小都市が抱える人口減少、産業衰退の流れは止めようがなく、平成の大合併で周辺の島を含めて大きな市にして生き残りを図ろうとしています。そんな状況を盛り返すべく動き始めたプロジェクトのキックオフに立ち会うことになったのです。

当事者ではない気楽さで出かけていきましたが、現実はなかなか大変な感じです。このあたりのストーリーは、いつかご紹介できると良いなと思います。

イベントが済めば、従来なら打ち上げ、懇親会、飲み会、朝までいくぞ~というのが従来の流れでしたが、さすがにこのコロナ禍では自粛。粛々と宿舎へ戻るという流れでした。

そうは言っても、数年来の友人が、美味しい魚を食べましょうと誘ってくれましたので、漁港近くの魚屋さんが営んでいる居酒屋へ。距離を保ちながら、ビールで乾杯。

50センチくらいの皿に盛られた刺身は、ハマチ、タイ、イサキ、キビナゴ、アジ、ウニ、イカ、タコ・・とこれでもかという種類と量でした。全て地元で獲れた鮮度の良いものばかりです。

他にすり身の天ぷら、エビと薩摩芋のかき揚げ、8寸はあろうかというイサキの塩焼き、同じく巨大な、アラカブ(カサゴ)の唐揚げ。笑いが出るくらいのサイズ感で、本当に魚だけでお腹いっぱいになってしまいました。

天草は東シナ海に面しているので、温暖(というか暑い)な気候ですが、魚に関しては身が締まって質の良いものが上がります。もちろん市場からは遠いので知られてはいませんが豊かな海に面しています。

同じ天草下島の南端にある牛深市は、戦後まもなくの時期は、巻き網漁の港として日本で2番目の規模を誇っていたのですが、漁獲量が減り、港も衰退気味です。それでも地元で食べる魚の供給では、まだまだ力はあります。

飛行機に乗って寿司を食べに来るなどと島を楽しむ人たちもいるようです。

できれば東シナ海に沈む夕日を楽しみ、島取れの新鮮な魚を楽しんでもらえると良いなと思います。また知らないともったいない宝の島であるのです。

現状は、まだまだ知られていないことが最大の課題なのかもしれません。
新しく始まるプロジェクトが解決していくだろう未来に期待したいと思います。

上田 和久

上田 和久

スタジオワーク合同会社 代表。熊本県生まれ。厨房設備施工会社、電機メーカーで冷蔵設備の設計施工営業を担当後、食品メーカーへ転職し、品質保証の仕事を経て、2016年1月コンサルタントとして独立。安全安心な食品を提供することに日々、注力する企業に対して、HACCPに基づいた衛生管理の取り組みを支援している。 JHTCリードインストラクター

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