weekly Food104 Magazine 2021年8月18日号

メルマガバックナンバー

このマガジンは王利彰の率いるフードサービスコンサルタント会社
有限会社清晃(せいこう)が提供しております。
https://www.sayko.co.jp/

発行人の王利彰はその他に

2011年4月より2015年3月まで関西国際大学教授に就任し、新しく発足した人間
科学部経営学科のフードビジネスを担当していました。

2004年4月から2009年まで立教大学大学院ビジネスデザイン研究科の教授を務め、F&Bマーケティング、サービス・マーケティングなどを教えておりました。

立教大学観光学部、杏林大学外国語学部応用コミュニケーション学科観光文化コース、韓国のSejong大学大学院フランチャイズ学科、女子栄養大学・短期大学、会津大学・短期大学等でも非常勤講師をしておりました。

2012年9月に脳梗塞で倒れ、重い嚥下障害を患っており、その顛末と嚥下対策を月刊厨房に1年間記事投稿したのでご参考ください。
https://www.sayko.co.jp/food104/post-2203/

● 世界・日本各地の食情報
● 読者からのご意見・要望・質問・情報 コーナー
● 食ビジネスニュースリリース
● 王利彰のレストランチェック
● 日本外食ニュースと米国外食ニュース


              △▼△▼△▼△▼△▼△

● 世界・日本各地の食情報

1)食の宝庫九州から上田さんです

【嬉野温泉王位戦】

九州地区は、お盆すぎから大量の雨が降り続き各地で被害が出ています。今回雨が多かったのが(実は、まだ今日明日降りそうで過去形で書くのは早い気もしますが)長崎県島原半島、佐賀県西部です。1週間で1年分くらいの雨が降っているところもあります。私の住んでいる福岡県久留米市でも市内の一部で冠水があったりしていますし、一時は出歩くのをためらう程の雨が降っていました。

佐賀県嬉野市も被害が大きいところとして報道されています。

その嬉野にある嬉野温泉は日本三大美人の湯と呼ばれる良泉で人気を集めてきました。

温泉宿が50軒ほど軒を連ね、団体旅行や保養客などで賑わっていました。「嬉野温泉湯豆腐」は温泉水で湯豆腐を作るもので、温泉水の作用で、豆腐がトロットロの柔らかさになるというものです。佐賀や福岡のスーパーで、嬉野温泉水を豆腐売り場に並べている店もあります。

人気のあるホテル・旅館をご紹介します。

和多屋別荘
https://wataya.co.jp/

大正屋
https://www.taishoya.com/

ハミルトン宇礼志野
http://www.hamilton-ureshino.jp/

コロナ禍でインバウンド客が激減、GoToトラベルも不発と、ずっと我慢の日々が続いていたところに、この長雨で本当に厳しい状況になっているようです。

最新の話題では、王位戦第4局が、お茶処の嬉野温泉「和多屋別荘」で開催される予定でしたが、盆過ぎからの長雨で、嬉野地区には1週間で1年分にも当る1000ミリを超えるという大雨が降り、旅館の大浴場に泥が入りました。また嬉野地区や、付近の武雄市などで大きな被害が出ていること、開催前日になっても雨が止まないということもあり、急遽会場が大阪市の将棋会館で開催されることになりました。この原稿を書いている最中も戦っています。

お~いお茶の伊藤園がスポンサーで、茶処嬉野温泉で、王位戦、洒落の効いたタイトルだったのですが、残念です。

もうひとつ残念といえば、出場する藤井聡太九段は、サントリー伊右衛門のコマーシャルに出ているので、大会中も、お~いお茶は飲まないのだろうなあ。というところです。

王位戦は、ブロック紙三社連合(北海道新聞社、中日新聞社、西日本新聞社)と神戸新聞社、徳島新聞社が主催する将棋のタイトル戦です。今年から「お~いお茶」の伊藤園が特別協賛で、7番勝負は各地を持ち回りで開催されます。第4局は8月18日~19日に開催されています。

日本将棋連盟王位戦サイト
https://www.shogi.or.jp/match/oui/

【プロフィール】

上田和久

kazz@studiowork.jp

スタジオワーク合同会社 代表

1959年熊本県生まれ、京都、福岡で暮らし、都城の単身生活を終え福岡に戻っています。
国際HACCP同盟認定リードインストラクター、JHTC認定リードインストラクター
上田和久 facebookは
https://www.facebook.com/kazz.ueda

経歴と仕事分野
 厨房設備施工会社、電機メーカーで冷蔵設備の設計施工営業を担当後、食品メーカーへ転職し、品質保証の仕事を経て、2016年コンサルタントとして独立。
 主に、HACCPの認証取得が目的ではない、あるいは安全安心な食品を提供することを目的にした企業に対して、HACCPに基づいた衛生管理の取り組みを支援している。
 具体的には、食品工場に対し、これまでの計画施工から現場運営まで経験を生かした新築・増改築についての助言を行う他、製造現場に対して、クレーム対応、異物混入の原因の究明と対策、再発防止の仕組み作りの提案を行っている。
 食品工場の抱える問題やこれからますます厳しくなる要求への対応、それらを一緒に解決していくことを使命とし、精力的に活動している。

2)FBプロデューサー日記 180回目

東京産ブランド野菜・果物を直販で

農林水産省が今年発表した農業総産出額(2019年)は8兆8938億円。

都道府県別の産出額、北海道がダントツの1位(1兆2558億円)、2位鹿児島県(4890億円)、3位茨城県(4302億円)、4位千葉県(3859億円)と続いて、東京都は47都道府県の最下位で234億円でした。

農林水産省 統計情報
https://www.maff.go.jp/j/tokei/index.html

しかし、統計データが最下位であることで東京都の農業はレベルが低いかと判断するのは大間違い。

消費地と近いことが強みで、科学的なデータに基づき農業をすることで、農薬使用を低減したり、畑横に設置した自販機で300円のトマトを1日に6万円分も売る生産者もいます。売るだけではなく、体験農園の施設は90箇所を超えていて、食育にも熱心に取り組んでいます。

日本全国、様々なエリアの生産者に会いましたが、東京都の生産者は頭の良い方、センスの良い方が多くいらっしゃるように感じました。その印象を裏付けるかのように、平成28年東京都の統計経済センサス‐活動調査よると、467件の農林漁業を営む事業所で3684人が従事していて、農業総産出額が234億円です。つまり1事業所あたり平均すると5000万円以上の農業生産額があるということです!狭い農地を工夫して、効率よく生産していることが裏付けられる数字です。(ほんとうでしょうか?正直、耳を疑う数字です。)

今年、東京オリンピックが開催されたので、さぞかし東京産の野菜を使って料理を作ったのだろうと思って都心部のホテルへヒアリングしたら、シェフ曰く、東京野菜を購入しようと思っても、取引のある卸問屋では購入することができなかった。と言われたのです。

え?東京都産の野菜や果物の多くは、どこへ行っているの?

ホテルで詳しくお聞きすると、その理由は、

太田市場では日本全国から東京を目指して、品質の高い野菜や果樹が集まってきます。その時、東京産野菜や果物はいわゆる産地ブランドで言うと、最低ランクなので、わざわざ卸問屋で、東京産の野菜を買う人はいません。だからホテルが東京産の野菜を買いたいと言っても、卸市場で、価格競争・ブランド競争で負けてしまう東京産は手に入れることはできないのです。卸は安く仕入れて、高く売ることで儲かるのです。仕入れが高く、ブランド力の低い東京都産、わざわざ問屋や卸は買わないという訳。

一方、東京都産の野菜・果樹は手間をかけて卸売市場へ出荷しなくても、農地の近くの住民が完熟した果樹や野菜を喜んで高値で購入します。採れたてトマトを食べることができる幸せは、スーパーに並んでいるトマトより高い値段でも買ってくれます。

そうなると、ますます生産者は、軒先販売や、お付き合いのある小売・飲食店への直売を軸に経営を展開して行くことになるのです。

さて、今回ご縁をいただいて、こんな東京都の生産者を応援するお仕事をいただきました。

7月より東京都農林水産振興財団 チャレンジ農業支援センターで、新しい販路を必要としている生産者と販路先をマッチングする販路開拓ナビゲータに就任。
https://www.tokyo-aff.or.jp/site/challenge/34178.html

早速、いくつかの生産者を訪問しました。

皮が薄くて甘いぷよ姫トマトや、東京産のマスクメロン、大粒で甘いぶどう藤稔(ふじみのり)、小松菜、里芋、トマト、じゃがいも、ピーマンなど、驚くほど美味しくて艶の良い野菜・果樹に出会いました。

東京都は八丈島などでレモンを作ったり、八王子で乳牛を育てているそうで、本当にバラエティ豊かな生産品が揃っています。

まだまだ、出会っていない生産者がたくさんいるので、楽しみです。

現在、私を含めて3名の販路開拓ナビゲータが活動中です。

その他、専門家登録されているデザイナーなどが生産者をバックアップして新規販路を開拓するためのブランド化、梱包パッケージのデザインやWEBサイトを作成しています。

8月24日に生産者向けセミナーを行った後、生産者のご意向を伺い、ご希望のレストラン・飲食店・ホテルなどへ、マッチングをしていきます。

コロナが落ち着くまでは、オンラインでお話を伺ったり、産品を宅配でお届けしてご試食いただくなどの活動が中心になりますが、緊急事態宣言が解除されましたら、畑の見学や、賞味会を企画し、販路開拓をしていきたいと考えております。レストラン・飲食店の皆さま、都内で行列のできる生産者はたくさんあるので、順番にご紹介します。楽しみにお待ちくださいね。

<チャレンジ農業セミナー>

都内生産者の皆さまは、ぜひご参加ください。
申し込み締切日は8月18日(水)です。

日時:令和3年8月24日(火)15:00~16:30
場所:公益財団法人 東京都農林水産振興財団 講堂
講演内容:都内の販路を提案します。プロの料理人(レストラン・ホテル等)へ東京の農産物を販売しませんか?
講師:石川 史子

お申し込み・詳しくは下記からお願いします。
https://www.tokyo-aff.or.jp/site/challenge/3302.html

【プロフィール】

石川史子 Ishikawa Fumiko (旧姓 戸田)
food field creative
facebook https://www.facebook.com/ffcnippon/
HPとblog http://ffcnippon.com/

 東京都生まれ。立教女学院中学・高校を経て立教大学理学部化学科を卒業後、東京ガスに入社。最初の基礎技術研究所で材料の研究、次の商品技術開発部では給湯器がメインでしたが、炊飯器やピピッとコンロの技術評価も担当しました。その後、家庭用燃料電池の商品化に向けたプロジェクトのメンバーに加わり、2003年頃からは、技術戦略、営業戦略、プロモーション、営業を経験。2010年、業務用厨房ショールーム「厨BO!SHIODOME」のオープンと同時に異動し、最適厨房研究会の運営等に携わりました。「厨BO!SHIODOME」には稼働するガス調理機器があるので、お客様へのプレゼンや、レストランショーなどの際に有名なシェフの方にお手伝いいただき、厨房設計を支援できる私はフランス料理界のシェフにかわいがられるようになりました。

 2015年秋に東京ガスを退職し、現在はフリーランスのコンサルタントとして、活動をしています。リケジョとしての能力と、仕事を通じた調理機器メーカー、フランス料理界、居住地の埼玉県の農業と触れ合い、現在の厨房業界や農業、料理業界のPRに幅広く取り組んでいます。また、立教学院評議員として、ホッピーミーナさんこと石渡美奈社長や、日比谷松本楼の小坂文乃社長他、校友会の皆さんと活動しております。幅広い視点で食の光景をご紹介します。

 社内結婚した夫が浦和レッズの熱烈なサポーターのため、浦和で家族と暮らしています。趣味は野菜作りで、ご指導いただいている同世代の農家さんとの交流を楽しんでいます。

その他
MLA豪州食肉家畜生産者事業団 ラム肉PR大使「ラムバサダー」
全日本司厨士協会 埼玉県本部 広報企画部長
全日本司厨士協会 東京地方本部 協賛会員
フランス料理文化センター アミテイエグルマンド 会員
ホテル&ホスピタリテイビジネス衛生管理実践研究会所属
立教学院諸生徒礼拝堂ハンドベルクワイア OBOG会会長
立教大学観光クラブ、校友会企画委員
立教学院評議員
深沢アート研究所 マネージャー

3)南イタリアプーリア便り イトリアの谷の食卓から 第254回

8月15日は聖母マリア被昇天の祭日、イタリアでも夏休みのピークです。日本のお盆休み同様、この前後が一年で人々の移動が最も多い時期の一つです。都会生活者が故郷に帰るだけでなくバカンスで移動する人々も多いので、海に囲まれたヨーロッパ有数の夏の観光地、我がプーリアも通常の人口の数倍の来訪者で溢れかえります。コロナ禍2年目の今年も例年以上の賑わいを見せています。音楽などの野外イベントは縮小ヴァージョンですが行われていますし、レストランなどもフルに営業しています。ホテル、B&B、貸別荘などは満室状態です。ヨーロッパでは元々、店舗の営業やロックダウンに関して「自粛」ではなく「禁止」だったので、そのたがが外れるとまさに反動とも言える勢いで人々は夏を楽しんでいます。ワクチン接種も進んでいるのでむしろマスクをしている人の方が少数派と言えるような状態です。大きなホテルが何軒も連なる大型観光地ではなく、むしろ独立点在する宿泊施設の多い当地では、他の観光客と適当な距離感を保ちながら自然を楽しむことができるので、コロナ禍が終わっていない現状では最適なバカンス地と考える人が多いという事でもあるのでしょう。

バカンスについて言えば、ヨーロッパ内の移動は例え1000km近い移動距離だとしても(プーリアからミラノまでぐらい)自家用車を運転して来る人々が多いというのは日本的な感覚ではちょっと驚きかも知れません。それにはバカンスの日数が長いこととバカンスの過ごし方にも理由があると思います。日数は2週間が一般的。1週間づつ2度取る人も多い
です。そして過ごし方は観光スポット巡りというより一ヶ所に長期滞在して毎日のようにビーチでまったりするというケースが多いです。当地に何の縁もゆかりもないヨーロッパ北部の都市在住者がこの地を気に入り別荘を購入して毎年夏はプーリアで過ごすというケースも少なくありません。

我が家のあるヴァッレディートリア地区は、適度に田舎で適度に便利、元々お節介気味でホスピタリティ心の厚い人々が、観光地ズレすることもなく、自分たちも楽しみながら仕事をしている感があると私は感じています。大きな産業もなくむしろ地味めの観光地でありながら、人口が増えてこそなく、でも大きく減ることもない横ばい状態でこの40年間ほどバランスを保っているという事実の鍵が、ここにあるのではないかと思うのです。人口減少に悩む日本の地方町村にとって何かヒントになることがあるのではないでしょうか。

コロナ禍によって顕著になった働き方や休暇の取り方についての価値観の変化。私はこれをチャンスと考えています。

大橋美奈子 Facebook
https://www.facebook.com/minako.ohashi

メール・アドレス
minako@da-puglia.com

大橋美奈子さん経歴

 演劇の勉強で欧米に留学し、欧米の料理に馴染みました。主人のジョバンニ・パンフィーノはスイスの有名ホテル学校を卒業後、レストランビジネスに入り、 高級ホテルやイタリア高級レストランのビーチェのヨーロッパの店舗で働いた後、 東京椿山荘に開業した超高級ホテルのフォーシーズンの高級イタリアンとして開業したビーチェの指導責任者としての勤務経験がある外食のプロです。
 そのジョバンニ・パンフィーノと,日本で知り合い結婚し長女を授かり育てていたのですが、数年前に子供の教育と生活環境を考え、主人の故郷であるイタリア・プーリアに本格的に移住したのです。母が料理学校を主催している関係で食に興味を持ち、自ら自家農園で野菜を育て、自家製のオリーブオイルで体に優しい料理を楽しんでいます。現在はプーリアで生活をしながら、イタリアの情報発信をしたり、コンサルティング、輸出入ビジネスを行っております。

 また、時々イタリアの食ツアーを開催しています。これから私が惚れ込んだイタリア・プーリア地方の自然を堪能する食情報をお届けします。

 ブーツの形をしたイタリア半島のちょうどとがったヒールの辺りがプーリア州です。私たちが日本とプーリアの架け橋になろうとダプーリアという会社を起したのは15年前です。その頃と比べ、日本でも随分認知度が高まったプーリアですが、この数年主に欧米人のヴァカンス先として大変注目を浴びています。
https://www.facebook.com/1438029856464276/photos/a.1438031556464106.1073741828.1438029856464276/1523683344565593/?type=1&theater

 プーリア州の中心部にあるイトリアの谷(谷というより盆地という方がふさわしい)にあるこの地に東京から移り住んで6年、兼業農家的生活も板に着いて来ました。プーリアといえばイタリアの食料庫といわれる程の一大農産地でオリーヴオイル、ワイン用のブドウをはじめ多くの野菜や果物がイタリア1番の生産量を誇ります。

 また、この地特有の地元でしか食べられない産物も沢山あります。プーリア料理の身上は新鮮な食材をシンプルに食す事。この地で生産されるチーズやワインもその料理と切っても切れない関係にあります。そんなプーリアの我が家の毎日の食卓に上る食べ物、飲み物たちをご紹介させていただきます。
 我が家では7対3の割合ぐらいで一般的に言うところのイタリア料理(プーリアの郷土料理)と日本食、その他(私が個人的に好きなアメリカン及びアジアンテイストな創作料理)を食べています。

有限会社ダプーリア 
http://www.da-puglia.com/

大橋美奈子プロフィール 
http://www.da-puglia.com/archives/000047.html

プーリア州の説明
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%83%E3%83%AA%E3%83%A3%E5%B7%9E

ダプーリア
大橋美奈子

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● 読者からのご意見・要望・質問・情報 コーナー

 読者の皆様のご意見・要望・質問・情報・欄を作成しました。皆様のご意見・要望をぜひお送りください。匿名で掲載させていただきますので忌憚のないご意見をお聞かせください。また皆様が見聞き体験した外食・食材情報もお知らせください。
 このFOOD104を支えてくださっている組織にFSPROと言う食の世界の専門家の方が500名ほどいらっしゃいます。皆様のご質問・疑問に答えられるようになっておりますので,ご遠慮なくご質問などをお寄せください。ちょっと時間はかかりますが回答させていただきます。

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● 食ビジネスニュースリリース ————————————■□

8月10日~8月17日

■マクドナルド上方修正 今期営業9%増益
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO74735470S1A810C2DTB000/

■マクドナルド 営業利益過去最高 巣ごもり需要が後押し
FNNプライムオンライン
https://www.fnn.jp/articles/CX/223298

■スシローが最高益 F&LC、今期最終
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO74668390Q1A810C2DTD000/

■ロート、カフェ運営会社に出資
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO74665850Q1A810C2TB2000/

■吉野家「黒毛和牛重」国会議事堂内の限定メニューが全国に!特別価格で販売
えん食べ
https://entabe.jp/42030/yoshinoya-kuroge-wagyu-ju-special-price

■大量閉店いきなりステーキ。不調理由は「いきなり」ではなかった!2つの深刻要因
日刊SPA!
https://nikkan-spa.jp/1773425

■中堅外食企業の倒産が増加中。協力金では足りず、生き残れない。
FOODRINK NEWS
https://www.foodrink.co.jp/news/2021/08/1672833.php

■鳥貴族、新業態「トリキバーガー」の店舗公開 社長が指示した「マクドナルド並みのスピード」
IT media ビジネス
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2108/17/news107.html

■アスリート食に学ぶ、夏の食欲低下を乗り切る健康ごはんです!
夏は暑さで食欲が低下してしまいます。さらに水分ばかり取ってしまい、栄養不足になってしまうため、レシピを提供していただけると、とても参考になります!【H】
アスリート食に学ぶ 夏の食欲低下を乗り切る健康ごはん
NHKテキストView
https://news.yahoo.co.jp/articles/a44d4dab12aba5ad1cf1171b0cccd79691dbb737

■ヤマサン食品工業は、豆類やいも類などの素材に、4種類の雑穀をミックスした新商品「ごろっと素材の炊き込みご飯の具シリーズ」を発売しました。
写真で見ると具材がごろっとしていてとても美味しいそうです!
これまでになかった組み合わせとのことなので、食べてみたいです。【H】
ごろっと素材の炊き込みご飯の具「金時豆と栗」「さつまいもと落花生」「黒豆と銀杏」3品発売、“これまでなかった”組み合わせ/ヤマサン食品工業
食品産業新聞社
https://www.ssnp.co.jp/news/soy/2021/08/2021-0810-1626-16.html

■ハワイアンスイーツでバカンス気分を!
常夏を想起させるようなソフトクリームが、みなとみらいにある株式会社大戸屋運営M.M.MARKET&CAFEで食べられます。
ひときわ華やかなカスタマイズ、スペシャルパパイヤボートは、なんと器がパパイヤ。まさに南国!といったようなビジュアルにテンションが上がります。ちなみにパパイヤボートとは、パパイヤにアイスやフルーツをのせたハワイで人気のスイーツなんだとか。こちらのカスタマイズの場合、ソフトクリームはナチュラルバナナというフレーバー。香料・着色料・乳製品不使用で、身体のことも考えて作られた商品です。大戸屋は健康を気遣ったメニューが多い印象だったので、このような商品作りには納得です。
その他にも美味しそうなメニューがたくさん。みなとみらいに行った際はぜひ!【N】
みなとみらいの食べ歩きにぴったり♪ ハワイアンスタイルのソフトクリームが登場
株式会社大戸屋
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000130.000017712.html

■メディアに多く取り上げられ、カレーパンの賞を多く受賞したことにより、今やカレーパン界の顔のような存在となった「もとむのカレーパン」が沖縄県のふるさと納税の返礼品に選ばれました。もともと、もとむのカレーパンは沖縄県が出発地点であり、今も沖縄県で製造していることから、お互いが沖縄県を盛り上げるためにと共存関係が生まれました。
このもとむのカレーパンの存在を私も知っていたので、ますます食べてみたいなと思いました…!ふるさと納税も気軽に始められることから、これを機に、気になっていた方は沖縄県のふるさと納税を始めてみるのもいいですね!【N
“もとむのカレーパン 沖縄・瀬長島ウミカジテラス店”設立2周年記念!今までお世話になった沖縄県への感謝を込めて、ふるさと納税の返礼品に「もとむのカレーパン」が登場!
株式会社アンド・フォース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000040.000053877.html

■話題のスイーツなどが集結するイベント「偏愛スイーツコレクション」が、8月10日(火)から、東京・渋谷にある西武渋谷店で開催されている。そのスイーツに特化した職人さんが作るスイーツを是非食べたいです!ご飯系もあるとのことです!【H】
西武渋谷「偏愛スイーツコレクション」開催! 食の偏人が選んだ話題のスイーツ集結
クランクイン!trend
https://www.crank-in.net/trend/events/92654/1

■常識破りのお寺ワーク!
岐阜県のお寺「善光寺」がカフェとして利用できます。
しかも、コーヒーやお茶などのドリンクは無料なので気軽に利用できます!
お寺でのリモートワークでは今までにない集中力を発揮できるかも
有料のサービスには、瞑想や写経の体験があり、こちらは仕事の合間の休憩にピッタリですね!【Y】
『体験カフェ 高山善光寺』2021年8月10日グランドオープン!【コロナに負けるな!お寺カフェ】
株式会社シェアウィング
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000037.000026610.html

■行列が絶えない四角いシュークリームを知っていますか?
今年の4月に新潟でオープンして以来大人気の四角い米粉のシュークリーム店「SUNNY DAYS」と、同じく新潟の「今代司酒造」とがコラボし、ヨーグルト風味のマンゴーシューアイスを販売します。
シュー生地は米粉で作られているためグルテンフリー、そして中のクリームは甘酸っぱい風味が特徴の乳酸菌発酵酒粕「さかすけ」を使用しており、体にも優しいシュークリームになっているそうです。
シュークリームなどの洋菓子は、ジャンクフードのようなイメージがありますが、米粉や酒粕を使用することで、子供やお年寄り、アレルギーを持っている方など、幅広く安心して楽しめるようになりそうですね。【K】
今代司酒造が人気の四角い米粉シュークリーム「myblock」とコラボ!第一弾はシューアイス『マンゴーさかすけ』味、8月13日(金)より発売!
今代司酒造株式会社
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000012.000062038.html

■冷凍餃子でフードダイバーシティを実現?
オムニミートを使用した冷凍餃子「もちもち皮のジャンボ餃子」が発売です。大豆やエンドウ豆など植物由来100%の代替肉オムニミートのジューシー感のある食感は餃子のレシピにぴったりで、まるでお肉を使った餃子の様なクオリティと味が楽しめます。餃子の聖地”宇都宮”の老舗餃子メーカーと共同開発しているので味への期待も高まります。MSGや抗生物質が不使用なので小さな子供にも安心して食べされることが出来ます。10分という短い時間で調理できるので忙しい人にもおすすめです。ヴィーガン・ベジタリアンに対応しているのはもちろんのこと、 子供も大人も、どんな食文化・食背景の人でもおいしく食べられるところがポイントです。
食の多様性と聞くと調理に工夫が必要だったり、ハードルが高く感じていました。でも冷凍餃子なら料理が苦手な人や料理をする時間がない人でも簡単にできるので、普段料理をしない私もとても気になります。
日本にいると食の多様性を意識する機会は少ないですが、オリンピックなどをきっかけに、注目が高まっていくのではないかなと思います。【F】
餃子の聖地“宇都宮”のおいしさがプランベースに食の多様性を実現する「もちもち皮のジャンボ餃子」8月17日新発売!~プラントベースミートを使用した焼くだけ冷凍餃子~
アリサン有限会社
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000035581.html

■プロ料理人の抜群の美味しさに注目が集まっています。
味坊Green Meat 餃子味坊(神田・味坊)5個 880円(税込)
味坊Green Meat 焼売(御徒町・羊香味坊)3個 770円(税込)
植物肉「Green Meat」羊肉料理で有名な「味坊集団」とコラボメニュー提供へ
グリーンカルチャー株式会社
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000026.000038334.html

■東京ディープチャイナ研究会の中村です。都内の中国人経営のレストランでメニューのペーパーレス化、すなわちQRコードで読み取るメニューで注文するしくみが進んでいます。
QRコード自体は難しくないですが、見慣れない中華料理名のリストを見て、一般の日本人にはどれを注文すればいいかわからないというジレンマがあります。いま日本に中国の最新の外食シーンが持ち込まれていますが、それは料理だけでなく、オペレーションもそうだといえます。
「ニューウェーブ中華」の店で、メニューのペーパーレス化が進む理由
Forbes
https://forbesjapan.com/articles/detail/42739

■圧倒的に目を引く、半分たい焼きで半分ぶどうというシュールな絵面…。これは「生ぶどうたいやき」のプレスリリース記事です。
「たいやき ともえ庵」が巨峰の果実をつぶあんに混ぜ込んだ「生ぶどうたいやき」を月替わりたいやきとして販売。毎年人気の商品だそうですが、今年はなんと30%果実を増量!より巨峰を感じる仕上がりとなっています。
巨峰とたいやき、あまり聞かない組み合わせですが、味の相性は抜群。ホットワインのような芳醇な味わいが楽しめるんだとか。また、果実がたっぷり入ったスイーツは少し値が張るイメージ。しかしこちらの「生ぶどうたいやき」は380円(税込)とそこまで高くなく、手を出しやすい値段なのではないかと思います。
今巷ではフルーツ大福が話題ですが、フルーツ×たい焼きも流行るかもしれません!【N】
今年は巨峰を30%増量!生の果実が入った「生ぶどうたいやき」がスタート
東京・阿佐ヶ谷 たいやき ともえ庵
https://www.value-press.com/pressrelease/277808

■中小飲食店がコロナで困窮している生産者を支援をしている記事をご紹介します。
東京都・北海道・鹿児島・茨城県の生産者支援をしていますが、いざというときに、こんな関係が築けるパートナー飲食店が1社ずつでも見つけられると良いなと思って、お仕事をしています。
中小飲食店が産地支援 コロナ下、地域ブランド苦境
ネット活用や直接販売
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC037EL0T00C21A8000000/

■「障害者に光を当てたい」というコンセプトのスイーツブランド「MUga-MUchu」を立ち上げるためのクラウドファンディングがスタートします。
メロンを丸ごと使ったケーキを生んだ加藤幸樹氏らが監修し、今の社会では光が当たりにくい障害者が無我夢中で取り組み、光を当てることができるようにという想いを込めたブランド名、パッケージになっているそうです。
最近「エシカル消費」という言葉をよく耳にします。商品が作られた環境や作った人にも注目し、配慮したものを購入するようにしていく取り組みのことですが、このブランドをまず知ることも、自分たちができる「エシカル消費」の1つになるのではないかと思います。【K】
丸ごとメロンケーキを生んだ有名パティシェ&そのブランドマネージャーが監修する、障害者のスイーツブランド MUga-MUchu 立ち上げ
2021年8月18日正午より300箱の製造を目指し、クラウドファンディングを開始
Pleasure Support株式会社
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000083599.html

■カジュアルで程好い空気を!
下北沢から徒歩5分【art RéG café(アートレッグカフェ)】では、オープン10周年を記念したイベントが開催されます。
毎年違ったテーマで行われているアニバーサリーイベント、今回のテーマはイタリアが舞台の名作映画。
映画の世界観を感じ取れるアレンジメニューが6種類楽しめます!
映画がモチーフのイラストレーションがプロジェクターにより映し出された店内は、カジュアルな雰囲気で気軽に来店できます!レトロなイラストが素敵ですね!【Y】
イタリアを舞台とした名作映画6選をコンセプトにいつもと違う限定メニュー!OPEN10周年企画!【art RéG café(アートレッグカフェ)】
有限会社アールトゥーディメンション
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000083849.html

■一般的な冷凍食品のイメージを変えるきっかけになるかもしれない、熟成冷凍パン「Pan &」のクラウドファンディングが16日にスタートしました。
「冷凍“だから”美味しい」。このフレーズは普段あまり聞かないかと思います。冷食は手抜き、通常のものより劣っている、そんなイメージが私の中でも強かったです。しかし、あえて冷凍にすることで出来立てに近い状態を保てるといいます。冷凍にすることによる利点は長持ちする点だけだと思っていたので、冷凍食品の新たな一面を知ることができました。
このプロジェクトは、冷凍パンだけでなく冷凍食品の良さもさらに広めるものになりそうです。【N】
焼きたてをもっとも忠実に再現する、焼成冷凍パンの魅力を世の中へ広めたい。焼成冷凍パンのリーディングブランド「Pan&(パンド)」がクラウドファンディングに挑戦
株式会社スタイルブレッド
https://www.value-press.com/pressrelease/278010

■7月頃から阪急うめだ本店でのコロナクラスターが噂にはなっていましたが、とうとうここまで来てしまいました。
トイレ・控室・ロッカー室などの感染対策が徹底していたのかが、気になります。
阪急うめだ本店、食品売り場を当面休業 コロナ89人感染
毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20210816/k00/00m/040/319000c

■長引くテレワーク生活に、新感覚のお抹茶はいかがですか?
テレワークによって、仕事とプライベートの区別がつきづらくなっている今、豊かで質の高い「おうち時間」のための、リラックス・ストレス軽減効果のあるお香と抹茶のセットが販売されます。
抹茶は日常的に嗜みやすくするため、フルーツやチョコレートなど、新感覚のフレーバーも登場するそうです。ラテにしたり、アイスクリームにトッピングしたりなど、おうちカフェを楽しむこともできます。
また、有田焼の茶碗や茶筅・茶杓がセットになった「お点前セット」も販売されます。お抹茶を点て、器を鑑賞するゆったりとした時間を楽しむのも良いかもしれませんね! 【K】
販売スタート・まるで化粧品のような世界観 リラックスに特化したお香と抹茶のD2Cブランド「S.E.N」が遂に誕生!!
株式会社SEN
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000015.000038471.html

■コロナ禍に合わせた新事業がスタートします。
喫茶店で有名な銀座ルノアールがパン屋を大宮の大成町にオープンさせます。これは、外食から内食・中食へと変化している現代に合わせたものであり、都心ではなく、大宮をチョイスしたところにも様々な事業のヒントが隠されているのではないでしょうか。
喫茶店からベーカリーへの拡大はどのようなどのような独自性があるのかがとても気になります。【K】
ルノアールが新事業立ち上げ 粉から作り上げるパン屋『BAKERY HINATA』を9月オープン
山陽新聞社
https://www.sanyonews.jp/article/1164670

■リーガロイヤルホテル京都が朝食のフリーパスポートを発売します。
通常は大人3千円のところ、1ヶ月10000円、3ヶ月30000円、6ヶ月だと50000円で通い放題。月に4回以上行くとしたら、6ヶ月でかなりお得に。また、同伴者も通常の20%引きになります。
今新型コロナウイルスの影響でホテル業界は打撃を受けていますが、少しでもホテルを利用してもらおうと様々な企画を考案していますね。朝食は抜く人もいるので、朝食ビュッフェのサブスクはどうなのだろうかと少し疑問に思いましたが、週に一度豪華な朝食があると気分が上がりますし、朝食を食べる習慣ができて生活習慣の改善にももしかしたら繋がるかもしれないなと思いました。【N】
リニューアルオープン5周年記念!サブスクリプション(定額制)「朝食ビュッフェ フリーパスポート」販売
リーガロイヤルホテル京都
https://gourmetpress.net/666738/

■琵琶湖のほとりにある琵琶湖マリオットホテルで、旬の地元食材を使った秋のランチが9月から提供されます。
「Kinsyu 錦秋」という名のこのランチプレートは、琵琶湖で獲れる子持ち鮎や川海老、滋賀県産の新米「みずかがみ」などの地元食材と盛り付けによって、近江の美しい秋を表現しています。湖で獲れる新鮮な食材を食べる機会は多くないため、足を運んででも食べてみたいと思わせるようなランチだなと感じます。
気候が変化し、日本の「秋」を感じることが難しくなってきていますが、このように「食」を通じて四季を感じられるのは嬉しいですね。【K】
琵琶湖マリオットホテル 地元食材と旬の味覚を取り入れた料理が並ぶプレートで味わう秋ランチ「”WA”Lunch -Kinshu-」を発売
期間:2021年9月1日(水)~11月30日(火)
森トラスト・ホテルズ&リゾーツ株式会社
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000765.000006521.html

■もうすぐでお盆休み。しかし、思うようにお盆休みを過ごせない人が多いのではないでしょうか?
ホテルニューオータニが、そんな人たちの悩みを食の観点から解決する企画を考案しています!その企画の名は「STAY TOKYO + EAT JAPAN~東京で楽しむ、ふるさとの味~」。日本全国のご当地グルメを集めたご当地グルメビュッフェです。つまり、東京にいながらグルメで全国を旅行できるという企画なんです!去年も大変人気だったそう。
岩手県は菜彩鶏とJシリアルの丸ごとローストチキン、福岡県は明太子のクリームパスタ、和歌山県は鱧の治部煮 山椒風味といった、各都道府県をイメージした美味しそうなメニューが勢ぞろい。お盆限定のグレードアップメニューもあるそうです。
さらに、2回の新型コロナウイルスワクチン接種を済ませた人は、証明書を見せると0.5%のローアルコールビールがプレゼントされるのだとか。これについては、海外でワクチン接種証明書提示が必要となる場面が増えていることから、日本でもついにその制度が導入され始めているのか、と驚きました。
以前はニューオータニの「泊まれるレストラン」についてニュースクリップしましたが、今回の企画も時代を考慮した素晴らしい企画でした。今後はどのような企画が開催されるのか注目していきたいです!【N】
今年も”帰省できない都民”を応援!お盆は家族で「ご当地グルメビュッフェ」へ
株式会社ニュー・オータニ
https://gourmetpress.net/662672/

              △▼△▼△▼△▼△▼△

● 王利彰のレストランチェック———————————–■□

マックの裏側 第17回目
 
 2001年7月にジャスダック上場した際、藤田元氏売却520万株、藤田完氏売却500万株、故・藤田田氏売却400万株、2001年分所得税番付では、株式売却益で親子3人で3位から5位にランクインし、藤田元氏33億7000万円、藤田完氏32億7000万円、故・藤田田氏21億6000万円の納税となっていた。(2001年分の全国 所得税 高額納税者上位100人より 朝日新聞平成14年5月16日夕刊より。)当時の株式売却益の税率は10%と低く、それから逆算すると御子息二人の継承した資産は600億円近い膨大な額だ)。 その後の故・藤田田氏の遺産は約500億円と言われており、故・藤田田氏の金儲けの才能には目を見張る物がある。

 これには、故・藤田田氏の20年先を見通した戦略がある。先回お話しした、社内組織改革の続きを見てみよう。購買部の新設でお金の流れを管理した次が、米国対策だ。色々組織改革をしようとしたが、目障りだったのが、故・ジョン朝原氏だった。故・ジョン朝原氏は米国マクドナルドの社員で、創業者の故・レイ・クロック氏と故・フレッドターナー氏に報告していたのが目障りだった。創業者の故・レイ・クロック氏と故・フレッドターナー氏は日本マクドナルドの経営には関与しないとしながら、店舗運営にアドバイスし、社員の教育をするという名目で、店舗運営部顧問という立場に過ぎなかった。しかし、店舗運営部の教育だけでなく、本社各部社員への米国本社教育や、ハンバーガー大学の研修を通じて大きな影響力を持つようになったことが、故藤田田氏にとって懸念となっていった。

 そこで、故藤田田氏が1970年後半にとった戦略が、顧問の採用だった。1人は故・藤田田氏と同じく半島出身者の故・K氏だった。故・K氏は建築現場に詳しいので、設計監理部に追いやった、故N氏の監視であった。もう一人の顧問は旧日本陸軍将校、防衛駐在官、陸上自衛隊第6師団長、陸上自衛隊富士学校長を歴任した故・竹中義男氏だった。確か島根の出身で定年退官後、故・藤田田氏の奥様の故・悦子さん(島根県出身)の縁で顧問に招かれた。日本マクドナルドでは、ハンバーガー大学の所属とした。立派なカイザー髭を蓄えた、細身の方で威厳があった。故・竹中義男氏はハンバーガー大学での指導のほか全国の店舗を訪問し、指導した。

 故・竹中義男氏については、ジーン中園氏が出版している。
https://www.amazon.co.jp/%E9%99%B8%E5%B0%86%E3%81%AB%E6%95%99%E3%82%8F%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%80%8C%E4%BA%BA%E3%80%81%E4%BB%95%E4%BA%8B%E3%80%81%E7%9F%A5%E6%81%B5%E3%80%8D-%E8%97%A4%E7%94%B0%E7%94%B0%E3%83%9E%E3%82%AF%E3%83%89%E3%83%8A%E3%83%AB%E3%83%89%E3%81%AE%E4%BA%BA%E8%B2%A1%E3%82%92%E8%82%B2%E3%81%A6%E3%81%9F%E7%9F%A5%E3%82%89%E3%82%8C%E3%81%96%E3%82%8B%E9%81%BA%E7%94%A3-%EF%BD%87%EF%BD%85%EF%BD%8E%EF%BD%85%EF%BD%8E%EF%BD%81%EF%BD%8B%EF%BD%81%EF%BD%9A%EF%BD%8F%EF%BD%8E%EF%BD%8F%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA-%E3%82%B8%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%83%BB%E4%B8%AD%E5%9C%92-ebook/dp/B074SJPY6Y

 これに激怒したのが、運営部顧問の故・ジョン朝原氏だった。完全に故・ジョン朝原氏への牽制であったのは明白であった。私たち店舗運営部に故・竹中義男氏の指導を無視するように行った。故・竹中義男氏は陸上自衛隊での経験が長いが、マクドナルドの経営を熟知していないので、店舗運営部に対しては精神論ばかりで、具体的な影響力は出なかった。しかし、社内に権限を持ち経営しているのは故・藤田田氏であることを明確にした。 しばらくたっても、故・竹中義男氏の影響力が出ないので安心した故・ジョン朝原氏は故・藤田田氏の後継者づくりを開始した。米国マクドナルドではCEOになるには店舗の運営を熟知していないといけない。店舗での経験はもちろん、店長を指導するSV、SVを指導する統括SV、運営部長を経験し、数百店舗を管理する地区本部長の経験が必要だった。店舗の運営はもちろん、新店舗の開店、地区の広告宣伝等すべてを管理する重要な仕事だ。地区本部長の経験でCEOに必要不可欠な経営能力を養うのだ

 故・藤田田氏は店舗が日本全国に展開するようになると、細かい仕事に目を配ることができない。そこで、関西地区を本部とし、運営本部長であった川村龍平氏を任命した。故・藤田田氏は新店舗選択の店舗開発会議に出席するが、それ以外の経営を任せた。関西地区は、名古屋以西、大阪、中国四国、九州、沖縄を担当した。私は1984年3月に、2年勤務した米国店舗の責任者からその新設の関西地区本部に統括SVとして赴任し、関西の店舗と中国四国地区の店舗を担当した。1年後に運営部長に昇進した。

 川村龍平氏は東京教育大学(当時都立大学)を出て大変聡明な人だった。故・ジョン朝原氏は川村龍平氏をかわいがり、将来の社長候補と考えていた。故・ジョン朝原氏が関西地区本部長の川村龍平氏に要求したのが、店舗の土地の取得とフランチャイズ化だった。日本の土地価格は高く、なかなか土地の取得ができていなかった。米国マクドナルドの利益の源泉は、固定金額で土地を購入し、売り上げ変動のロイヤルティと家賃を、フランチャイジーから徴収することであった。これがマクドナルドが競合の2倍の利益率をたたき出す源泉なのだ。
https://www.sayko.co.jp/food104/post-3827/

 川村龍平氏はその任務を理解し、店舗の土地の取得を着々と行っていた。この関西地区本部の成功から、故・ジョン朝原氏は、1987年5月に中央地区本部を発足させた。地区本部長にまた店舗運営部から昇進させると故・藤田田氏が嫌がるとして、店舗開発本部長であった伊藤氏を地区本部長に推薦した。伊藤氏は店舗運営の経験はなかったし他の、業務を経験がないので、本社の各本部から優秀な人材を派遣させ、サポートするようにした。中央地区本部は、横浜関内に置き、愛知から神奈川県の地区と、北海道を担当させた。北海道は離れているようにみえるが、時間で言えば羽田に近い中央地区本部に近いからだ。この戦略は成功し、店舗経験がなくても地区本部長が務まることを明らかにしてしまった。これに気が付いた故・藤田田氏は米国顧問の故・ジョン朝原氏に近い川村龍平氏の追い落としであった。川村龍平氏は混成部隊の関西地区本部の融和と一体感を出すため、本部社員とたびたびゴルフをしていた。もちろん各自の個人負担であったが。それを故・藤田田氏はけしからんとして、新しく設けた閑職への移動を求めた。その処置に怒った川村龍平氏は退職し、社員フランチャイジーになることを求め、宝塚市の良い店舗を得た。同時にとばっちりを受けたのが、故・ジョン朝原氏にかわいがられていた運営部長だった佐藤明氏だった。佐藤明氏も大阪郊外のベッドタウン豊中の店舗のフランチャイジーとなった。これらの人事により社員全体が、故・ジョン朝原氏から距離を置き、故・藤田田氏を重視するようになった。

続く

              △▼△▼△▼△▼△▼△
● 日本外食ニュースと米国外食ニュース    ——————-■□

最新の情報は私のfacebookに掲載していますのでご覧ください。
https://www.facebook.com/toshiaki.oh

<日本外食ニュース>

柏原光太郎(カッシー)さん発行の飲食業界ニュースまとめのリンクです。

 柏原さんは、文芸春秋の編集者で1967年から続くグルメガイド『東京いい店うまい店』(私が愛用していた信頼のおけるグルメ本です)の編集長を務め、自身もグルメとして知られる有名な方です。

10月1日にスタートした「文春マルシェ」は柏原さんと食通販サイト「セコムの食」伝説のバイヤー猪口由美さんがタッグを組んでいます。「セコムの食」は残念ながらこの3月に閉業。そこで「文春マルシェ」では、これまでが猪口さんが築き上げたおいしいものの人脈に、柏原さんの有名シェフの人脈がプラスされていて、魅力たっぷりに紹介されています。

おいしいは、ニュースだ

「文春マルシェ」
https://shop.bunshun.jp/store/top.aspx

2018年1月に「日本ガストロノミー協会」を設立し会長に就任しています。
https://www.japangastronomy.com/

食べログフォロワー数5万人。
https://tabelog.com/rvwr/kotarokashiwabara/

飲食業界ニュースまとめ #504 2021/8/12
https://note.com/kassie/n/n0d949c46040b

飲食業界ニュースまとめ #505 2021/8/13
https://note.com/kassie/n/ndb101c7b83af

飲食業界ニュースまとめ #506 2021/8/14
https://note.com/kassie/n/nf2424fe1a904

飲食業界ニュースまとめ #507 2021/8/15
https://note.com/kassie/n/nd6aaf6f8aa95

飲食業界ニュースまとめ #508 2021/8/16
https://note.com/kassie/n/ne602f31ee4c7

飲食業界ニュースまとめ #509 2021/8/17
https://note.com/kassie/n/nf2c9990b3f34

飲食業界ニュースまとめ #510 2021/8/18
https://note.com/kassie/n/n7d6f3964383a

みんなの経済新聞
https://minkei.net/

フードスタジアム
http://food-stadium.com/

フードリンク
http://www.foodrink.co.jp/news/

東洋経済オンライン 外食
http://toyokeizai.net/category/restaurant

フーズチャンネル
https://www.foods-ch.com/gaishoku/

Goo外食ニュース
https://news.goo.ne.jp/topstories/business/559/

サンケイBIZ
https://www.sankeibiz.jp/business/lists/service-n.htm

日本経済新聞
https://www.nikkei.com/

流通ニュース
https://www.ryutsuu.biz/

M&A NEWS 食品・外食
https://ma-times.jp/category/manews/food

リテールテック
https://messe.nikkei.co.jp/rt/

<米国外食ニュース>

QSR マガジン
https://www.qsrmagazine.com/

NRN紙
http://www.nrn.com/

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発行人:有限会社清晃 代表取締役 王利彰 
編集:石川史子
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このマガジンを発行する王利彰の率いるフードサービスコンサルタント会社有限会社清晃(せいこう)は、海外から日本に進出する外食企業、日本から海外に進出する外食企業のサポート、及び、チェーンレストラン、フランチャイズチェーン展開をする企業へのサポートを行っています。
日本の外食企業では、大手ファスト・フードの殆ど、大手居酒屋、大手ファミリーレストラン、大手ホテル旅館、大手食品メーカー、大手食品卸売業、サービス業等へのコンサルティングを行っています。
有限会社清晃(せいこう)の業務内容につきましては
https://www.sayko.co.jp/company/
王利彰の経歴は 
https://www.sayko.co.jp/oh/
をご覧下さい。

ご質問、ご相談はeditor@food104.comにお寄せ下さい。

実務的な仕事だけでなく、外食産業を基礎から学びたい、家業の飲食業を
企業にしたい、家業の飲食業を継承したい、外食産業に将来就職したい、
将来独立して飲食業を経営したい、将来外食企業の経営者になりたい、
と思っている方にお勧めするのは、

関西国際大学人間科学部経営学科
http://www.kuins.ac.jp/old_faculty/management.html

立教大学大学院ビジネスデザイン研究科
https://business-school.rikkyo.ac.jp/

立教大学ホスピタリティ・マネジメント講座(毎年9月~12月、30回、受講料5万円)
http://www.rikkyo.ne.jp/grp/kanken/

大学で外食を含む観光分野をきちんと学びたいという方は
立教大学観光学部
杏林大学外国語学部観光交流文化学科
等で学ぶことをお勧めします。
https://www.rikkyo.ac.jp/undergraduate/tourism/
http://www.kyorin-u.ac.jp/univ/faculty/foreign/

王利彰の長年蓄積した調理機器開発のノウハウは最適厨房研究会
http://saitekiken.jp/saitekichubo/

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