weekly Food104 Magazine 2008年8月20日号

メルマガバックナンバー

● 新店オープン情報
● 日本外食ニュース
● 海外レストランNEWS 米国レストラン情報
● 海外レストランNEWS 韓国レストラン情報
● 食ビジネスニュースリリース
● 王利彰のレストランチェック
● 王利彰の米国外食情報

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● 新店オープン情報 ———————————————-■□

■ アート系 カフェ&ダイニング PLUG_IN_CAFE オープン

様々な工夫とこだわりがある「Plug-in Cafe」が7/6、 代々木上原にオープン
しました。目指すのは「職能を意識したコラボレーション」。 ART、EAT、BEAT
の切り口から、アーティスト、デザイナー、料理人、そして プログラマーな
ど、 それぞれ異なる職能がつながることで生まれる新しい価値があると考え
ています。

本格派フレンチ&イタリアンに遊び心を加え、自由な発想から素材を組み合わ
せ、 最後に、スクエアプレートをキャンバスにみたて、アートが感じられる
おもしろみを加えていきます。 また、高品質な料理を提供するというこだわ
りを持ち、丁寧に作り上げた料理をご用意します。 毎朝築地で旬の食材を仕
入れ、その日ごとのオススメメニューを作り上げます。

「知名オーディオ(特許)」で贅沢な音を聴きながら過ごせる空間にしました。
アート、音楽など各種イベントを実施していきます。学生さんがアート展示
会などで利用したい場合には、 無料で場所を提供していきます。

○メニュー一例
ランチ「プレートランチ + スープ + 自家製パン」 1,000 円
カフェ(15:00~18:00)I
パフェ フランス料理のフルコースの最後に出てくるデザートがパフェに
姿を変えて贅沢に味わえる
コーヒー、紅茶 500円
ポットサービス お菓子付きセット 800円
ディナー
野菜をたっぷりとれる前菜や、手打ちパスタ、肉、魚料理各種

○店舗データ
住所:東京都渋谷区西原3-2-4 -フロンティア代々木上原3F
アクセス:千代田線 代々木上原 徒歩2分
小田急線 代々木上原 徒歩2分
TEL:03-3465-7667
営業日・営業時間:11:30~22:00
定休日:月曜日
坪数・席数:28席(ソファ席も含む)26坪

○URL: http://www.kplus-solutions.com/

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● 日本外食ニュース ———————————————-■□

■ チルドカップコーヒー各社、本家カフェと組み攻勢、UCC、サントリー
2008/08/06 日経MJ(流通新聞)
http://www.ucc.co.jp/company/news/2008/index.html

飲料各社が有名カフェブランドのチルドカップコーヒーで攻勢に出る。UCC上
島珈琲はイタリアの老舗カフェ「カフェグレコ」と提携し同ブランドの商品を
9月に発売。サントリーはスターバックスコーヒージャパンと組み、秋にも同
社の店頭で販促に取り組む。知名度の高いカフェと協力し、成長が続くチルド
カップコーヒーの販売拡大を狙う。

■ つぼ八、直営店出店を再開、塩野入社長「新業態開発も予定」
2008/08/06 日経MJ(流通新聞)

居酒屋チェーンのつぼ八は直営店の新規出店を再開し、店舗減に歯止めをかけ
る。7年かけて進めた不採算店舗の整理にメドがついたことから、今期はFCと
合わせ閉鎖店舗とほぼ同数の23店出す。来期はさらに出店を拡大し、十年ぶり
に店舗数の純増をめざす。年内には新業態の開発も計画しており、6月に就任
した塩野入稔社長体制で拡大路線に転じる。

■ サッポロビール アレルギー抑制素材開発(食を支える)
2008/08/06 日経MJ(流通新聞)

日本では国民の6人に1人がスギ、ヒノキを中心とする花粉症に悩んでいるとさ
れる。サッポロビールはアレルギー性疾患の症状を抑える独自の食品素材を開
発し、子会社を通じて昨年から外販している。素材のもととなるのはビールの
原料でもあるアサ科の植物、ホップだ。

■ モスフードサービス商品開発部由井誠一氏―新鮮野菜求め全国奔走
(フーズWho) 2008/08/06 日経MJ(流通新聞)

モスフードサービスはハンバーガーなどに使うトマト、レタス、タマネギとい
った生鮮野菜7品目のほぼ全量を国内の協力農家から調達している。モスなど
が出資して設立した農業生産法人によるトマト栽培も開始。「モスバーガー」
の商品力を下支えする新鮮な野菜の確保に奔走するのが由井誠一・商品開発部
購買戦略グループチーフリーダー(45)だ。

■ 三光マーケ、ホルモン料理専門店、池袋に1号店、美肌効果で人気上昇
2008/08/06 日経MJ(流通新聞)

三光マーケティングフーズはホルモン料理をメーン商品に据えた居酒屋の展開
に乗り出す。もつ鍋やホルモンの鉄板焼きをメニューに取りそろえ、客単価を
3千円を切る水準に抑え、利用しやすくする。東京・池袋に一号店を出店、今
月中に恵比寿や自由が丘など都内に三店を出店する計画だ。

■ フルタ製菓がきな粉チョコ
2008/08/06 日経MJ(流通新聞)

フルタ製菓(大阪市、古田鶴彦社長)は25日に「きなこチョコ」を発売する。

■ 伊藤園、「お~いお茶 お抹茶」、全国販売を開始
2008/08/06 日経MJ(流通新聞)

伊藤園は11日から、関東地方を中心とした一都九県で販売中の抹茶飲料「お~
いお茶 お抹茶」の全国販売に乗り出す。

■ きちり、居酒屋で和太鼓体験、若者や外国人集客
2008/08/06 日経MJ(流通新聞)

居酒屋チェーンのきちりは太鼓教室を運営する太鼓センター(京都市、東宗謙
社長)と組み、京都市内の店舗で和太鼓の体験や鑑賞ができる企画を17日から
始める。

■ ナチュラル・ココ、十勝の有機野菜、通販サイト開設
2008/08/06 日経MJ(流通新聞)

北海道帯広市内で自然食品店などを経営するナチュラル・ココ(同市、伊藤恵
子社長)は十勝の有機農産物を中心に扱う通販サイトを開設した。

■ ビールメーカー系3社 清涼飲料販売を下方修正、茶系・ミネラル水伸び悩み
2008/08/08 日経MJ(流通新聞)

ビールメーカー系飲料大手の二〇〇八年一―六月期業績が出そろい、上期の販
売低迷を受けてキリンビバレッジなど3社が通期の清涼飲料の国内販売目標を
下方修正した。

■ アサヒ、キリン、サッポロ、ビール系飲料の販売も下方修正
2008/08/08 日経MJ(流通新聞)

アサヒビール、キリンビール、サッポロビールの三社は今年のビール系飲料の
販売計画を下方修正した。

■ 特保飲料、JT、初の自社開発
2008/08/08 日経MJ(流通新聞)

日本たばこ産業(JT)は25日、血糖値上昇を抑える効果で特定保健用食品の表
示許可を得た缶コーヒー「このごろ気になる自分の生活」を発売する。JTが自
社開発した特保飲料は初めて。

■ 昭和産業、家庭で作れる中華まん用粉
2008/08/08 日経MJ(流通新聞)

昭和産業は9月1日、家庭のフライパンで手軽に中華まんを作ることができる混
合粉「フライパンでできる中華パンミックス」を発売する。発酵する必要がな
いため、作業時間を削減できる。

■ 「マウイ コーヒー ロースターズ」東京に海外1号店
2008/08/08 日経MJ(流通新聞)

ハワイのマウイ島にある人気のカフェ「マウイ コーヒー ロースターズ」が
東京・広尾に海外一号店をオープンした。国内ではライセンス契約を結んだマ
ージ(東京・渋谷、馬場恵美子社長)が運営する。

■ 米産牛肉の使用再開拡大、牛角、タン・ハラミ、どん、定番のリブ
2008/08/08 日経MJ(流通新聞)

外食チェーンで米国産牛肉の利用を定番メニューに復活させる動きが広がって
きた。レインズインターナショナルは「牛角」で三品から再開した米国産牛肉
を使ったメニューを9月までに9品に増やす。ステーキ店最大手のどんも利用を
再開した。

■ ミツカン、新商品発売、レシピサイトと納豆タレを開発
2008/08/08 日経MJ(流通新聞)

ミツカングループ本社は料理レシピサイトを運営するクックパッド(東京・港
佐野陽光社長)と協力して開発したタレを使う納豆の新商品「金のつぶ 大
絶賛納豆 絶品しょうがたれ3P」を9月から発売する。

■ シェーキーズ店舗倍増、R&Kフード5ヵ年計画、カフェ業態中心に
2008/08/08 日経MJ(流通新聞)

ロイヤルホールディングス傘下のアールアンドケー(R&K)フードサービス
(東京・千代田)はピザレストラン「シェーキーズ」の2013年まで5年間の出
店計画をまとめた。昼夜ともバイキング形式の店舗とカフェ業態を中心に20店
出す。

■ メタボ対策メニュー、価格割高、ボリューム不足…、導入企業数、頭打ち
2008/08/08 日経MJ(流通新聞)

4月に始まった特定健診・保健指導の導入を機に、給食各社が社員食堂向けに
提供を始めたメタボリック(内臓脂肪)症候群対策メニューの需要が伸びてい
ない。価格が高いことや、低カロリー料理を敬遠する人が多いことが障壁とな
っている。

■ 開発物語―九州沖縄農業研究センター、「にこまる」(食材最前鮮)
2008/08/11 日経MJ(流通新聞)

夏場の平均気温の上昇が農作物に与える影響が指摘されている。九州では特に
コメの品質低下が鮮明だ。九州沖縄農業研究センターの稲育種ユニット(福岡
県筑後市)が開発した「にこまる」は高温下でもしっかりとした粒を実らせ、
暑さに強い点が注目されている。

■「夏こそ野菜を」需要喚起へ熱戦、東北の全農、キュウリ鉄道広告
2008/08/11 日経MJ(流通新聞)

野菜の需要を夏場に喚起しようと関係者が知恵を絞っている。東北六県の全国
農業協同組合連合会(全農)は共同でキュウリの消費拡大を仕掛ける。農林水
産省は夏向きの野菜レシピを提案する。

■ 風間建設、山梨の桃、ロシアに、1個3,000~4,000円、富裕層向け輸出
2008/08/11 日経MJ(流通新聞)

建設業の風間建設(山梨県笛吹市、風間純哉社長)は2009年夏にも地元産果実
の輸出事業を始める。収穫量日本一である笛吹市の桃やブドウをロシアの富裕
層に高級果実として売り込む。

■ 福井県など、エチゼンクラゲ、餅の材料に活用、豊富なミネラルに着目
2008/08/11 日経MJ(流通新聞)

福井県は地場名産品羽二重餅にエチゼンクラゲの粉末を盛り込んだ「えくらち
ゃん潮羽二重餅」を開発した。

■ 業務用原料、バター上昇続く、卸値、1年で14%
2008/08/11 日経MJ(流通新聞)

業務用原料バターの卸値が上昇している。東京地区の卸値(無塩、中心値)は
450グラムで487.5円。一年で60円(-4%)上がった。

■ 北海道八雲町、来年末に稼働、ホタテ廃棄物を堆肥に
2008/08/11 日経MJ(流通新聞)

北海道八雲町は特産品の養殖ホタテから出るウロ(中腸線)や付着物といった
食品廃棄物を微生物を使って堆肥(たいひ)にするバイオマス(生物資源)利
用施設を2009年末、稼働させる。できた肥料は町内の農家や希望者に有料で提
供する。

■ グリーンハウス 1,800店で食用油再利用 「さぼてん」全店など ろ過装置導入
2008/08/11 日経MJ(流通新聞)

グリーンハウス(東京・新宿)は給食の受託施設ほぼすべてとトンカツ店「さ
ぼてん」の全店にあたる、約1,860店で、揚げ物に使う食用油を再利用する。
ろ過装置を9月から順次導入、新しい油も加え再度使う。

■ マクドナルド、平均2.5%値上げ、強みの「割安」に影響も
2008/08/11 日経MJ(流通新聞)

日本マクドナルドホールディングスが発表した2008年6月中間期の連結決算は
中間期で3年連続の増収増益となった。通期は原材料費が前期より100億円近く
増える見通しで、単品で全体の約6割にあたる商品の平均2.52%の値上げを決め
た。

■ マクドナルド、平均2.5%値上げ 原田CEO、「選択と集中、さらに」
2008/08/11 日経MJ(流通新聞)

日本マクドナルドHDの原田泳幸最高経営責任者(CEO)は08年6月中間期の連結
決算発表で会見した。

■ 日本レストランシステム(PASTA-YA)(フード新潮流競争力を磨く)
2008/08/11 日経MJ(流通新聞)

日本レストランシステムが開発したパスタの新業態「PASTA-YA(ぱすたや)」
だ。パスタは注文を受けてから5分以内で提供、価格も最も安い商品は500円以
下に抑えた。

■ エスビー食品とキッコーマン、国産原料の乾燥雑穀続々
2008/08/11 日経MJ(流通新聞)

エスビー食品とキッコーマンは国産原料のみを使った、コメに混ぜて炊く乾燥
雑穀を相次ぎ発売する。

■ ドーナッツプラント、五輪期間限定、「金のドーナツ」
2008/08/11 日経MJ(流通新聞)

ドーナツ専門店「ドーナッツプラント」を運営するビッグイーツ(東京・港、
後藤順社長)は北京五輪期間中にドーナツの限定セット商品を販売する。金粉
や銀粉をトッピングしメダルをイメージしたドーナツ3個セット。

■ バーガーキング、社長に有本氏
2008/08/11 日経MJ(流通新聞)

米系ハンバーガーチェーンのバーガーキング・ジャパン(東京・渋谷)は笠真
一社長(55)が退任し、有本均営業部長(52、写真)が社長に昇格した。

■ マリンフーズ社長村岸文雄氏――魚でも生産・販売一貫で(味かげん)
2008/08/11 日経MJ(流通新聞)

魚でもインテグレーション(生産から販売までの一貫体制)を追求する。

■ プロント、生パスタ使用
2008/08/11 日経MJ(流通新聞)

プロントコーポレーション(東京・港)は昼はカフェ、夜はバーの「プロント」
で生パスタを使用した商品を来月から秋の季節限定メニューとして販売する。

■ レストラン・エクスプレス、出前代行に参入、宅配すしのバイク活用
2008/08/13 日経MJ(流通新聞)

宅配すし店などを運営するレストラン・エクスプレス(東京・港、江見朗社長)
は出前代行業に進出する。近隣の飲食店と契約を結び、宅配すし店のバイクを
活用し、注文を受けた料理を顧客へ届ける。来春をめどに都内の一店で実験的
に始め、約60ある直営店に順次広げる。

■ 石屋製菓、「白い恋人」期限改ざんから1年、投資の3割、衛生管理に
2008/08/13 日経MJ(流通新聞)

石屋製菓(札幌市、島田俊平社長)で、主力商品「白い恋人」の賞味期限改ざ
んなど一連の不祥事が発覚してまもなく1年がたつ。昨年11月の販売再開以降
売り上げは好調だ。設備投資の三割を衛生面に向けるなど、今後も品質管理を
最重視する。

■ コールド・ストーン浅野正恵氏 デザート「クーリーズ」開発(フーズWho)
2008/08/13 日経MJ(流通新聞)

アイスでもシェークでもない新しい感覚の冷たいデザート「クーリーズ」が若
者に注目を集めている。全米で1,400店を展開するアイスクリームチェーンの
日本法人コールド・ストーン・クリーマリー・ジャパン(東京・港、石原一裕
社長)が販売する日本独自の商品だ。商品を企画・開発したのが浅野正恵さん
(35)だ。

■ ドトール日レス、洋菓子製造を統合、新会社設立、重複部門を集約
2008/08/13 日経MJ(流通新聞)

ドトール・日レスホールディングスは11日、洋菓子類の製造・卸事業を統合す
ると発表した。持ち株会社傘下に新しく子会社を設立、ドトールコーヒーと日
本レストランシステム傘下にある洋菓子製造・販売会社を統合する。

■ モスフード、最終赤字に、4~6月、和食事業、足かせに
2008/08/13 日経MJ(流通新聞)

モスフードサービスが発表した2008年4~6月期の連結業績は、最終損益が2,000
万円の赤字(前年同期は1,300万円の赤字)と、二期連続で最終赤字となった。
和食の「AEN」など多角化事業が赤字基調から抜け出せなかった。

■ グローバルダイニング、マカオにフードコート
2008/08/13 日経MJ(流通新聞)

グローバルダイニングは2009年春、中国・マカオの商業施設内のフードコート
の運営を受託する。

■ 江崎グリコ、米飯向け製品拡充、混ぜご飯・カレーなど
2008/08/13 日経MJ(流通新聞)

江崎グリコは米飯向け製品を拡充する。茶わん2杯分だけの混ぜご飯の具材パ
ックや小袋入りのレトルトカレーで、少人数世帯や弁当、夜食などの「ちょい
食べ」に応える。

■ 森永乳業、脂肪ゼロのヨーグルト
2008/08/15 日経MJ(流通新聞)

森永乳業は9月9日、脂肪ゼロのヨーグルトを初めて発売する。

■ プロント、携帯使い従業員教育、飲食業知識など、メール送りテスト
2008/08/15 日経MJ(流通新聞)

プロントコーポレーションは、携帯電話を利用した従業員教育・研修システム
を導入する。情報システムサービス会社のサンモアテック(大阪・北)と共同
で開発した。

■ すかいらーく、縮小均衡路線へ転換、200~350店を閉鎖
2008/08/15 日経MJ(流通新聞)

すかいらーくの谷真新社長は12日の記者会見で、不採算部門を縮小し収益回復
を優先する方針を出した。店舗と業態を拡大する従来の戦略を転換。9月下旬
をめどに再建に向けた3カ年の中期事業計画を策定する。

■インタビュー(2)日本KFC社長渡辺正夫氏(追跡食料高騰)
2008/08/15 日経MJ(流通新聞)

食材コストの高騰に、食品などの値上げによる消費低迷もあって、収益環境は
大変厳しい。当社の場合、今年度は鶏肉などの原材料コストが前年度より10億
円強増えそうだ。当社だけでなく、業界として取れる対応策に奇策はない。重
要なのは食材のコストをどう下げていくか、消費者の信頼を勝ち取って売り上
げをどう伸ばしていくかだ。様々な施策の合わせ技で取り組むしかない。

■ アレルギー表示、25品目に拡大、日本製粉、冷食など
2008/08/15 日経MJ(流通新聞)

日本製粉は食物アレルギーの原因物質を含む原材料について、商品パッケージ
に表示する品目数を拡大する。

■ ピザ市場規模、4年連続縮小、昨年度、2.4%減
2008/08/15 日経MJ(流通新聞)

ピザメーカーやピザ宅配店などで構成するピザ協議会は2007年度のピザの市場
規模をまとめた。ピザ宅配店とピザ専門店の推定売上高(ドリンクやサイドメ
ニューを除く)は前年度比2.4%減の1,136億円と4年連続の減少となった。同協
議会によるとピザ宅配店の売上高が減少したことが響いた。

■ 外食各社、五輪テレビ観戦需要に対応、持ち帰り品、販促強化
2008/08/15 日経MJ(流通新聞)

外食企業が北京五輪をテレビ観戦で楽しむ人向けに持ち帰り商品の割引や販促
などを強化している。

■ 敷島製パンと伊藤忠商事、製パン中国合弁発表
2008/08/07 日本経済新聞 朝刊

敷島製パン(製パン二位)と伊藤忠商事 中国の大手食品グループ、頂新国際
集団(天津市)と合弁会社を設立し、中国で製パン事業に参入すると正式発表
した。

■ 東京 アイ・エヌ・ジー・エンタープライズ、地方ホテルの接客(列島ダイ
ジェスト) 2008/08/06 日本経済新聞 朝刊

ホテル向け人材派遣のアイ・エヌ・ジー・エンタープライズ(東京・新宿、橋
本伸社長)はホテルと旅館を対象にした業務改善指導サービスを始める。

■ OLC純利益36%減、4~6月、新施設開業費かさむ
2008/08/06 日本経済新聞 朝刊

オリエンタルランドが5日発表した2008年4~6月期の連結決算は、純利益が前
年同期比36%減の20億円にとどまった。7月に開業したホテルや10月開業予定
の劇場の準備費用が膨らんだほか、税制改正で減価償却費が増加。テーマパ
ーク事業の好調で補い切れなかった。

■ 加産ロブスターから貝毒
2008/08/07 日本経済新聞 朝刊

厚生労働省は六日、一日に輸入されたカナダ産ロブスターから規制値を超え
るまひ性貝毒が検出されたと発表した。

■ 越谷イオン10月2日開業、ビブレなど566店入居、商圏、3都県330万人
2008/08/07 日本経済新聞 地方経済面 (埼玉)

イオンは6日、JR武蔵野線越谷レイクタウン駅前に10月2日に開業する国内最
大級のショッピングセンター「イオンレイクタウン」(埼玉県越谷市)の全
容を発表した。

■ ダスキン・三井物産、靴の丸洗いFC展開、5年で200店目標
2008/08/07 日本経済新聞 朝刊

ダスキンは子会社を通じて靴の丸洗いと修理を受け付けるサービスをFC(フ
ランチャイズチェーン)方式で全国展開する。FC事業は、ダスキンと三井物
産が共同展開するベンチャー育成事業の一環だ。

■ ワタミ、純利益25%減(業績ダイジェスト)
2008/08/13 日本経済新聞 朝刊

ワタミが12日発表した2008年4~6月期連結決算は、純利益が前年同期比25%減
の2億6,600万円だった。

■ ワタミ、シンガポールで店舗展開
2008/08/09 日本経済新聞 朝刊

2009年からシンガポールで外食チェーン店を展開すると同時に、アジアで今
後一年に一カ国を目標に進出する。国内消費が低迷するなかアジア事業を強
化する。

■ すかいらーく 解任劇の深層、拡大路線から社内派閥乱立、混乱の火種なお
2008/08/15 日経MJ(流通新聞)

すかいらーくの横川竟(きわむ)社長(70)が大株主の野村プリンシパル・フ
ァイナンスなど投資二社に解任され、新たに生え抜きの谷真常務執行役員(56)
が12日付で新社長に就いた。

■ 米ショッピングセンター、空室率13年ぶり高水準―大型チェーン次々撤退
2008/08/10 日本経済新聞 朝刊

米国でショッピングセンターの空室率上昇に歯止めがかからず、4~6月期に
平均8.2%と13三年ぶりの高水準を記録した。

■ 妙高限定の「華麗ライス」、カレー専用米や特産トマト、市内2ヵ所で提供
2008/08/16 日本経済新聞 地方経済面 (新潟)

新潟県妙高市と妙高市グリーン・ツーリズム推進協議会は地域限定のカレーラ
イス「みょうこう華麗ライス」31日まで市内2カ所で提供している。

■ ハウス食品、カレー店、アジアで拡大 11年末めど4倍の60店に
2008/08/12 日本経済新聞 朝刊

ハウス食品はアジアでカレーレストランの出店を急拡大する。グループ会社で
カレーチェーン最大手の壱番屋と組み、日本式のカレーを提供。中国と韓国、
台湾で店舗数を現在の14店から2011年末には4倍超の60店に引き上げる。将来
は東南アジアでの出店も検討する。

■ 長野 大鹿村観光協会、特産シカ肉入りカリー(列島ビジネストピックス)
2008/07/07 日本経済新聞 朝刊

大鹿村観光協会(長野県大鹿村)は村の特産品のシカ肉とブルーベリーを使っ
たレトルト食品「大鹿村ジビエカリー」を売り出した。

■ 養殖ナマズ「湖ふぐ」(茨城県行方市) 厄介者も丼の具に昇天(食ニュー
フェース新顔 2008/08/16 日本経済新聞 地方経済面 (茨城)

霞ケ浦で繁殖するアメリカナマズを、食材に使おうと考えたのは行方市麻生商
工会。昨年12月、薫製にした生ハムを売り出したのに続き、今年4月には市内
6店がアメリカナマズを使った丼などをメニューに加えた。

■ 信州サーモン(長野県)「県内限定」履歴しっかり(食ニューフェース新顔)
2008/08/15 日本経済新聞 地方経済面 (東京)

信州サーモンはニジマスと欧州原産のブラウントラウトを掛け合わせた淡水の
養殖魚だ。紅色の身で程よい脂。長野県水産試験場が稚魚を供給し、県内業者
が養殖。2005年から流通し県内のホテル、料理店など約300店が扱う。東京の
高級レストランのメニューにも登場している。

■ 外国人旅行者500万人突破、昨年の都内10%増、都調べ
2008/08/14 日本経済新聞 地方経済面 (山梨)

2007年に東京を訪れた外国人旅行者数は推計で533万人となり、初めて500万人
を超えた。東京都の観光客数等実態調査でわかった。前年より10.9%増え、調
査開始以来3年連続で増加した。

■ カッパ・クリエイトとの業務提携、ゼンショーが解消、株一部売却
2008/08/15 日本経済新聞 朝刊

牛丼チェーン「すき家」などを運営するゼンショーは14日、回転ずし最大手の
カッパ・クリエイトとの業務提携を解消すると発表した。保有するカッパ株の
一部も同社に売却する。

■ ゼンショー純利益81%減、4~6月、ファミレス振るわず
2008/08/14 日本経済新聞 朝刊

ゼンショーが13日に発表した2008年4~6月期連結決算は、純利益が前年同期と
比べて81%減の2億7,100万円だった。牛丼店は堅調だったが、郊外店を中心に
ファミリーレストランが振るわなかった。

■ グルメ杵屋、最終赤字に、4~6月1億3,200万円
2008/08/14 日本経済新聞 朝刊

グルメ杵屋が13日発表した2008年4~6月期の連結決算は、最終損益が1億3,200
万円の赤字(前年同期は5,300万円の黒字)となった。

■ 新興―スターバクス、単独税引き利益、4~6月39%減
2008/08/15 日本経済新聞 朝刊

スターバックスコーヒージャパンが14日発表した2008年4~6月期の単独決算は
税引き利益が前年同期比39%減の6億2,600万円だった。

■ ベンチャーリ、最終赤字42億円、6月中間
2008/08/16 日本経済新聞 朝刊

ベンチャー・リンクが15日発表した2008年6月中間期の連結決算は、最終損益
が42億円の赤字(前年同期は四億円の赤字)だった。

■ 新興 フジオフード、単独最終赤字、6月中間7億1,900万円
2008/08/16 日本経済新聞 朝刊

フジオフードシステムが15日発表した2008年6月中間期の単独決算は、最終損
益が7億1,900万円の赤字(前年同期は1億5,600万円の黒字)だった。

■ 和食チェーン、アジア開拓、家族亭、5年で計200店、サト、中国に初出店
2008/08/16 日本経済新聞 朝刊

和食チェーン店各社がアジア市場の開拓を本格化する。家族亭は年内に海外一
号店としてシンガポールに出店。サトレストランシステムズも中国に海外一号
店を開いた。「てんや」を運営するテンコーポレーションもこのほど上海市に
FC店を出店、

■ 山形の平田牧場、庄内空港にカフェ
2008/08/18 日経MJ(流通新聞)

ブランド豚「平牧三元豚」で知られる平田牧場(山形県酒田市、新田嘉七社長)
はカフェ事業に乗り出す。18日に地元の庄内空港(酒田市、鶴岡市)内に第一
号店をオープンする。

■ タリーズ600店体制へ攻勢、不採算店閉鎖が一巡、今年度新規60店大学内に
も進出 2008/08/18 日経MJ(流通新聞)

タリーズコーヒージャパン(東京・新宿)は出店を加速する。従来の繁華街や
駅前立地だけでなく、9月には初めて大学内に出店するなど立地の幅を広げる。

■ スエヒロ新宿店、すき焼き・鉄板焼き・ワイン、3種類の料理提供
2008/08/18 日経MJ(流通新聞)

ステーキ店を運営するスエヒロ商事は18日、「銀座四丁目スエヒロ新宿店」
(東京・新宿)を開く。

■ どん社長南慎一郎氏――ステーキ店立て直し課題(味かげん)
2008/08/18 日経MJ(流通新聞)

「主力の『ステーキのどん』の立て直しが最大のテーマ」と話すのはステーキ
店最大手のどんの南慎一郎社長。

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● 海外レストランNEWS 米国レストラン情報 ————————■□
ラスベガス発 カズコ・デイビスの米国サウスウエスト食事情

■ ベガス素描 その2

こちら、連日摂氏42度のラスベガスからご報告いたしています。日本もお盆休
みが終わって、皆さんまた毎日暑い中満員電車の出勤が苦しいことでしょうね。
残暑お見舞い申し上げます。

私も夫の経営する保険の代理店をこの6月から手伝う日々が続いています。あ
る日、赤いハイビスカスの度派手な柄のハワイ風ムームーを着た70歳過ぎの白
人のおばあさんが、店にやってきました。そのムームーも結構着込んだ古びた
感じだったので、この痩せた貧しそうなおばあさんは何か困ったことでもあっ
たのかしらと思って見ていましたが、後で夫に聞いてびっくりしました。

なんと1,000万円も2,000万円もするクラッシックカーを10台以上も持っている
お金持ちのおばあさんだったのです。車の保険のことでうちの店に相談に来て
いた大事なお客様でした。なんだかホームレスなのかお金持ちなのかはっきり
分かるようにして欲しいものですが、ここは暑いのでほんと半ば裸のような格
好を皆していて、見かけじゃ何者か分かりません。

バグジーと言うマフィアのボスがフラミンゴホテルを1946年に建設して今のラ
スベガスに至ったという伝説の男バグジーが、何とこのおばあさんのゴッドフ
ァーザーだったのです。これも驚きです。(ゴッドファーザーとはカトリック
の習慣で、幼児洗礼を受けるときの後見人のことです。)

その素晴らしいクラシックカーの査定をしに行った夫はまたまたびっくり仰天
ゲート付のお屋敷なのは良いのですが、出てきたムームーのおばあさんの夫ら
しき人はべろんべろんに酔っ払っていて、訳がわからない状態で、夫に自分の
ラッパ飲みしているTGIフライデーズから出ている特大マルガリータミックス
のビンを勧めてくれたそうです。お金があっても男性は悲しいのでしょうか?

この街はどうも働き者の女性の後ろにいろいろな男性が潜んでいるようで、ド
ラマがあり過ぎてドキドキです。うちの保険代理店でも白人女性が二人働いて
くれていますが、なぜかお昼になるとボーイフレンドたちがランチを運んでき
ます。大抵タコベルか何かファストフードですが、どうして働いている時間だ
ろうにランチ持ってこれるのかなぁ?夜のシフトなのかしら?と思っていまし
たが、二人とも大して働かず彼女たちに借金をしているような困った人達らし
いのです。

そんなこんなで、この二人の女性たちも2、3回離婚していてもう男性にはこり
ごりな筈なのに、「私は結婚という刑期はもう終えたのよ。」と強がり言って
ますが、可愛そうな男性を見ているとほっとけない、人のいい白人のお姉様方
です。たばこをすぱすぱ吸って、バーに行っているようなすれっからしの白人
女性に限って、優しいハートを持っているから見ていてやり切れません。どう
もこういう強そうな女性たちと話するのは苦手だったんですが、なんか私も愛
情がふつふつと湧いてきてしまって困ったものです。男性の仕事の場所が、カ
ジノかホテル建設現場しかない所だし、お酒や博打その他の誘惑が多い所だか
ら男の人たちにとっては天国が地獄になってしまうんでしょうね。

離婚率、空き巣率、車の事故率ナンバーワンというラスベガスです。なので、
車の保険料も全米一高いのです。ラスベガスでは運転はお奨め出来ません、後
ろからつっこまれても、やり手の弁護士さんが相手に付いていたら、あなたの
せいにさせられてしまいます。弁護士さんの人数もここは人口比に対して相当
高いそうですよ。タクシーでの移動が安全でしょう。

ここはリタイヤーしてカリフォルニヤやハワイから引っ越してくる、年配の方
々が多いのですが、保険の方のお客さんでもカップルでラストネームが違うか
らどうしてかなぁとまた不思議に思っていたのですが、内縁関係の年配者が多
くてまたまたビックリの日々です。

よく店に顔を出してくれるフランクさんという80歳くらいのイタリア系のおじ
いさんは、ピザ屋をしていたそうで、なんと歌手のフランク・シナトラによく
若い頃ピザのデリバリーをして、チップ毎回100ドルもらっていたと、昔話を
してくれました。このおじいさんもお相手とは結婚していなくて、一緒に暮ら
しています。多分何度も結婚を繰り返し、子供も両方にあったりすると、財産
分与当でややこしくなるので、結婚を避けている年配カップルが多いようです
ね。

なんとも困った街ラスベガスですが、どうも日々愛着が増してきてます。出来
の悪い子ほど可愛いという心境でしょうか。次回はハワイのバーベキュー屋さ
んなどご紹介します。ムームーやアロハ姿で街を闊歩している老若男女が多い
んですよ。

(ネバダ州ラスベガス在住 カズコ・デイビス)

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● 海外レストランNEWS 韓国レストラン情報 ————————■□

■ 韓国外食マーケット その21
立教大学経営学研究科博士課程後期専攻 李美花(イミハ)

立教大学ビジネスデザイン研究科で執筆した修士論文(調査研究)。執筆は3年
前から取り組み、発表したのは2年ほど前ですので、古いデーターになること
を御了承ください。また、本文はテキスト表示ですので、表関係も掲載できな
かったり、表示がうまくいかない場合がありますし、出典や引用の明記も欠け
てしまうことをご了承ください。

○UCC COFFEE
会社概要&沿革
UCCは、1933年日本で創業以来70年の歴史を誇るコーヒー豆卸業から始まった。
生豆取扱量では世界13位である。日本ではトップメーカとして成長を遂げてき
たが、ここ十年間低価格化が進み、販売量が延びても売上は変わらない状態が
続く中、今後飛躍的な市場の拡大の見込みは見えないため、海外進出を選択し
た。日本のコンサルティング会社に市場調査を依頼し、100%日本出資で現在ア
ジアの10カ国に進出している。中国には北京、大連、上海に進出している。

韓国1号店はmyeoungフレイトンという店名だった。2号店も江南(カンナム)に
フレイトンという店名でオープンしたが、芳しくなかったため、タリズ(アメ
リカのブランドの日本以外でのアジアにおけるライセンスを持っていた)とい
う店名に変更した。

3号店としてアプグジョンドンに「カフェラ」をオープンした。2001年の進出
以来3店舗まで出店したが、現在は1店舗のみの運営だ。現在の南社長が2代目
の社長になるが、一度も黒字になったことがない厳しい状況に陥っている。

1号店は南社長が来る前に閉店、2004年7月にはkangnam店も閉店した。残った
店舗も赤字状態で、本社の閉店しないという指示により継続しているが、厳
しい状況である。不振の原因は、コーヒー消費の実態の違いである。韓国の
若年層はコーヒーが好きで飲んでいるわけではなく、ファッションの一つと
してスターバックスやコーヒーショップを利用しているに過ぎないからだ。

社名:UESHIMA COFFEE CO., KOREA LTD.
所在地:648-11,Shinsa-Dong,Kangnam-Gu,Seoul/ 82-2-516-2606/
http://www.ucccoffee.co.kr
設立:2001年
代表:南隆彦(みなみたかひこ)
業種・業態:コーヒー等の輸入ならびに加工、販売
主要商品:コーヒー
資本金:30億ウォン
店舗数:1(直営店)

経営ポリシー:人々が快いと感じる価値創造を行い、事業を通じ、豊かな生活
の実現と一人ひとりの自己実現のために創造的に活動する。
売上:2,108百万W(2004年)

4P’s分析-Interviewee:Takahiko,Minami/COO&President
(2005年8月18日10:00am、本社)

1)Product
製品の輸入においての規制、障壁は別にない。輸出品に関しては、日本の法律
よりさらに高い基準で検査を行っている。今までUCCが70年以上企業として存
続している秘訣は商品の高い品質だ。UCCは日本で販売しているコーヒーをそ
のまま使用しており、韓国のKIM’s Clubなどの大型スーパー用の市販商品は
韓国語で表記している。

2)Price
市販用の商品の単価は、日本と変わらない価格に設定している。飲料として日
本から輸入している缶コーヒーは6種類、価格は日本に準じている。韓国市場
は安いため、それ以上高くなると売れないからだ。カフェラのコーヒーの値段
は、4,000ウォンに設定されている。

3)Promotion
特に行っていないが、2005年から5駅にて広告を出している。しかし、広告は
大事だが控目にしている。コーヒーは、音楽と映画などとは結構合うが、いき
なり広告を出すのは難しかったため、映画の試写会や、大学の音楽祭などの協
賛を行ってきた。特に、2005年には、エンディングで企業名が出るだけだが、
映画のスポンサーとして協賛した。

4)Place
韓国にオープンさせたカフェラはコーヒーのバラエティーな味と異国的な雰囲
気を一緒に堪能できる、UCCが直営で運営しているコーヒー専門店である。
2001年、Good Coffee Smile、農園からカップまで、The Coffee Company
の実現というコンセプトで日本本社100%出資により、韓国コーヒー市場へ参入
した。カフェラという業態は日本でも上流な顧客層をターゲットにしている。

参入当時アブグジョンドンには集まった人々は、上流な顧客層が多かった。お
洒落なアブグジョンドンの顧客層とカフェラの顧客層とが合うと思い、しかも
その時点で近隣に映画館(CINECITY)が建設中だったため、映画館が完成したら
集客力が上がるだろうと期待して開店した。ところが、映画館が開館すると、
新しい顧客層が入り、カフェラが想定した上流な顧客は別の場所(Chungdamdong)
の方へ行ってしまい、立地外れとなった。

想定した顧客層が変わったため、日本のカフェラとは全然違うコンセプトにな
ってしまったが、2004年5月に店名だけは残し、メニューと価格を7,000ウォン
から4,000ウォンに値下げした。結局売上は伸びてきたが、立地の選定の間違
いだと考えられる。これからは、一等地より一等地並みの人通りが良い物件で
1.5等地中心に展開していく計画である。9月からはメニューも変え、雰囲気を
変えていく計画を立てている。

また、UCCの物販のビジネスにおいては、業務用の卸し、家庭用、オフィス用、
外食用の分野が大きく4本柱の事業を韓国では全部展開している。売上として
は直営店の売上が10%~15%、家庭・市販用がまだまだで、特殊なチャンネル
で業務用(KTX)が一番高く半分以上を占めている。

5)成功(失敗)の要因
ブランド力があること、その国においてある程度認知してもらうために急激に
出店できること、思い切って現地に合わせアレンジすること、どちらかではな
くては海外進出への成功は難しい。UCCカフェラの失敗の原因は、日本のスタ
イルをそのまま韓国へ持ってきてなおかつそれほど認知させるほどの展開力を
持っていなかったのだと南社長は語っている。

店舗というのは内装、メニュー、接客の3つの要素に分けられる。内装は改善
できるけど、接客は人に任せざるを得ない。UCCは、日本式の接客を韓国で生
かそうと試みたが、従業員の接客マインドレベルが低いため、細かい気配りや
日系企業の良さを出せなかった。結局、2004年のメニューを変更する際、接客
と比べ7,000ウォンのコーヒーの価格は高すぎると判断し、4,000ウォンに値下
げした。かなりの金を投資した状況であるが、思うほど従業員が動いてくれな
いのが一番の悩みである。
(続く)

筆者略歴
韓国出身。
長安大学日本語科卒業
ソウル首都料理専門学院で和食と韓国料理の調理師資格取得。
草堂大学調理科学科にて外食経営を学び、卒業。
2004年4月に日本に留学し、立教大学ビジネスデザイン研究科(MBAコース)
入学。
2006年3月同校卒業。経営学修士。
2006年4月立教大学経営学研究科博士課程後期入学、米日韓におけるフランチ
ャイズ・システムをテーマに博士号取得を目指している。
その他、日本では「飲食店経営」執筆中、韓国では「外食経営」等に執筆し、
現在は韓国フランチャイズ雑誌Business & Franchiseに日本のフランチャイズ
企業動向を執筆中。
○筆者連絡先 jane0423@hanmail.net

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● 食ビジネスニュースリリース —————————-■□

■ 「チリドッグ」「スパイシーチリドッグ」リニューアル発売

株式会社モスフードサービスでは、ホットドッグシリーズとして展開している
「チリドッグ」(320 円/税込)「スパイシーチリドッグ」(350 円/税込)を
平成20 年8 月26 日(火)よりリニューアル発売します。

リニューアルでは、「チリドッグ」、「スパイシーチリドッグ」のソースを、
メキシコ風チリソースをモス独自にアレンジしたオリジナル“チリソース”に
変更します。

○「チリドッグ」(320 円/税込)
定番チリドッグソースから、3 種の豆(レッドキドニー、ひよこ豆、レンズ豆)
と牛挽き肉、トマト、数種のスパイスなどを煮込み、隠し味に醤油を加えたチ
リソースに変更しました。スパイスのきいた後引く辛さと酸味が、ジューシー
なフランクフルトソーセージによく絡み、くせになる商品です。

○「スパイシーチリドッグ」(350 円/税込)
「チリドッグ」にハラペーニョを加えた商品です。チリソースとの相性も抜群
で、より刺激的な辛さが味わえます。

今回のリニューアルに伴い「ホットチリバーガー」は「チリバーガー」、
「ホットチリソース」は「チリディップソース」へ名称変更します。

○URL: http://www.mos.co.jp

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● 王利彰のレストランチェック———————————–■□

■ 中国大連 その1

先日、中国大連を訪問しました。以前から友人のジョエル・シルバースタイン
さん(元、アウトバック・ステーキハウス・ジャパン会長)に中国の大連が素
晴らしい、住むなら大連だと言われていました。また、色々な方からも大連の
素晴らしいと言う話を聞かされていました。私の大学院卒業の大連出身教え子
からも海鮮料理が美味しいと何回も聞かされていたので、是非訪問しようと思
っていましたが、なかなかチャンスがありませんでした。今回は所要があって
やっと訪問することができました。教え子に事前の綿密な調査を依頼し、3泊4
日の食事のリストアップをさせました。勿論、目当ては大連の海鮮料理です。

さて、宿泊先ですが、色々チェックしたところ、来年に日本進出をするシャン
グリ・ラ・ホテルがあります。以前、東南アジアで何回か泊まっており、その
経験からシャングリ・ラ・ホテルにしました。大連を象徴する港に近い静かな
場所にあります。空港まで送迎のサービスもあるし、日本からも予約が可能で
した。せっかく泊まるのであればとエクゼクティブクラスであるホライゾンの
フロアーにしました。空港から送迎の車で20分でホテル到着です。ホテルでは
日本語の流暢な方が出迎えてくれチェックインは部屋で行ってくれました。

シャングリ・ラ・ホテル
http://www.shangri-la.com/jp

エクゼクティブフロアーであるホライゾンは25階です。ちょうど港に停泊中の
外航船が見れます。このホテルの女性スタッフは身長170cm以上のすらりとし
た美人ばかりです。中国のホテルのステータスはまだ高くて、従業員の選別を
厳しくできると言う、日本から言うとうらやましい環境です。

最初のレストランは 大連 万宝海鮮舫 です。大連では高級な店だと評価さ
れているそうです、店内の内装がとても豪華で、仕事での招待や結婚披露宴に
も向いているようです。料理は勿論海鮮料理です。4人部屋から数十人の部屋
まで個室がそろっております。大食堂も雰囲気が良いのですが今回の食事は個
室にしました。部屋は小さいのですがソファやテレビなどが揃えっており、ゆ
ったりと食事を楽しめます。

さて、料理の注文です。スタッフに一階のホールにある巨大な水槽に案内され
ました。その水槽にある豊富な魚介類の中から自分の好みの魚介類を選び、希
望の調理方法で料理をしてもらいます。中国の海鮮料理の店はほとんどの注文
方式と説明されました。でも、問題は料理方法を知らないといけないことです
ね。

注文した物は殻つき生うに、伊勢えびのガーリックソースかけ、アワビの酒蒸
し、アスパラの塩炒め、冬瓜入りのアサリスープ、大連名物海老の酒蒸しにし
ました。海老はとても柔らかくて、東京ではなかなか食べられないほど美味し
かったです。生うにはちょっと鮮度が悪かったですが、アワビの酒蒸しは柔ら
かくて美味しいですよ。

店名:万宝海鮮舫
住所:中山区解放路108号
電話:0411-88812888 82358888
HP :
http://www.yes-dalian.com/modules/map/index.php?lid=23&cid=28
http://plaza.rakuten.co.jp/norihk/diary/200704230001/
費用:一人400元ほど

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● 王利彰の米国外食情報

■ ベニガンBenniganのフランチャイジーは直営店買収を狙う  8月19日NRN

つい先日会社更生法を申請したベニガンの直営店40~60店をフランチャイジー
が買収を考えている。

■ チリズ(Chili)社はサービス時間短縮の手法を発表

チリズ社はサービス時間短縮のための新しい調理機器とその他の技術を開発し
たと、投資家向けに発表しました。現在、顧客が店舗で食事に費やす時間は45
分間ですが、それを15分間短縮します。

また、時間短縮はテイクアウトの戦略にもプラスになり、テイクアウト比率は
5%から10%に上昇しました。この時間短縮の手法は料理の包装の方法と、新し
い調理方法で、このプログラムはRight and Right On Time initiativeと呼ば
れています。

チリズ社は2009年に25~30ミリオンドルをこの時間短縮のために、1282店舗に
対して投資します。現在この手法は20店舗でテスト中です。

■ バーガーキング社のフランチャイジーグループは同社の営業時間延長を
支持しています

現在、バーガーキング社の3つのフランチャイジーが、バーガーキング社の営
業時間延長プログラムに反対して訴訟を起こしている件に対して、バーガーキ
ング社の公式フランチャイジー組合はバーガーキング社の営業時間延長のプロ
グラムを明確に指示すると発表しました。

■ Landry社の第2四半期の利益は前年の倍に

レストランとカジノを運営するLandry’s Restaurants Inc.社は、CEO主導によ
るMBOを実施しましたが、今回の第2四半期の利益は前年比較で倍になったと順
調な経過を発表しました。

■ マクドナルド社の7月の対前年売上は好調です

朝食、チキンメニュー、1ドルの飲料プログラム、ビッグマックの新キャンペ
ーンにより、既存店の7月対前年比売上は、+ 6.7%と好調でした。

■ 買収されたウエンディーズ社は原材料価格高騰とリストラ費用で利益激減

第2四半期利益は昨年に比べ32%低下しました。

■ ジャンバジュース社のCEOの Clayton氏は退任

CEOのPaul Clayton氏は退任し、取締役会のSteven Berrard氏が代行すること
になりました。現在、ジャンバジュース社は不振店の閉店と社員のカットと言
うリストラを実施中です。

■ ニューヨーク市のサンドイッチチェーンのStarwichは会社更生法を申請

■ 韓国発のフローズンヨーグルト2社に注目

■ ピンクベリー(Pinkberry)社は Graves氏を CEOに迎える

Ron Graves氏は正式に Pinkberry frozen yogurt 社のCEOに正式に就任しまし
た。同社は2007年10月にスターバックス社の創業者ハワード・シュルツ氏が共
同で出資をしている投資会社Maveron LLC社が、27.5ミリオンドルの出資を決
めた後、Graves氏を暫定的なCEOに迎えていました。

ピンクベリー社は2005年にLAで創業し、現在は南カリフォルニアとニューヨー
クに60店舗を展開しています。創業者は韓国系米国人のShelly Hwang氏とYoung
Lee氏で、投資会社による投資の後も一定レベルの株を所有し経営に対する関
与を保っています。Hwang氏は商品開発を担当し、Lee氏は店舗デザインを担当
しています。

■ レッドマンゴ(Red Mango)社は12ミリオンドルの投資を受け入れた

タコベル(Taco Bell)社の前会長のJohn Antioco氏と投資ファンドのCIC Par
tnerは、共同で12ミリオンドルを米国でフローズンヨーグルトチェーンを32店
舗展開する、韓国創業のレッドマンゴRed Mango社に投資すると発表しました。
CIC社とAntioco氏はレッドマンゴ社の最大株主となりました。同社は韓国人の
Dan Kim氏が創業し、Kim氏は今後も社長兼CEOとして残ります。

この投資にともない、マネージメント面の変更も実施します。ブリンカーイン
ターナショナル社のマカロニグリルとコーナーベーカリーの社長であったJean
Birch氏をCOOに、ブロックバスター社とセブンイレブン社のマーケティング責
任者であったJim Notarnicola氏をマーケティングの責任者に、迎えました。

レッドマンゴ社は韓国創業で韓国スタイルのフローズンヨーグルトを売り物に
しており、2002年米国に製品輸出を開始し、最初の店舗は2007年にLAに開店し
ました。LAには直接のライバルのピンクベリー社が先行展開しており、昨年10
月に27.5ミリオンドルの投資をMaveron LLC社から受けています。

レッドマンゴ社はLA開店の後は、イリノイ州、ワシントン州、オレゴン州、ユ
タ州、ネバダ州に展開しており、全店舗の半数はフランチャイズ店です。同社
は2008年末には45~50店舗になると予測しています。

投資をしたAntioco氏はタコベルの会長職の後は、最近までブロックバスター
社やコンビニのサークルK社、等の会長職やセブンイレブン社の副会長職を勤
めていました。

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