「ヨーロッパ野菜」をさいたまで地産地消! 「ヨロ研カフェ」

立教大学生インタビュー

 埼玉県の岩槻に昨年オープンした「にぎわい交流館 いわつき」の1階にある「ヨロ研カフェ」。ガラス張りの外観とウッド調の店内に加え、テラス席も設置してあり、とても明るく、開放感のあるカフェとなっています。平日の昼前から、満席になるほどの賑わいのあるこのカフェは、名前にもある通り「ヨーロッパ野菜」をたくさん使用した料理を堪能することができます。

 埼玉県が「ヨーロッパ野菜」の名産地ということはご存じですか?イタリアンやフレンチのレストランが多いさいたま市。しかし、「ヨーロッパ野菜」は日本であまり生産されておらず、手に入れることが難しいそうです。そんな地元のシェフたちの「地元のさいたまで作れないか」との声から、さいたま市の若手の農家が「さいたまヨーロッパ野菜研究会」を発足し、栽培を開始しました。高温多湿が苦手なヨーロッパ野菜を日本で栽培することは難しく、栽培できるのはごくわずかの農家だけだったそうですが、種苗会社のトキタ種苗とも協力し、品質も収穫量もだんだん増えてきています。現在では、約70種類のヨーロッパ野菜を、地元のレストランや、市内の小中学校へ出荷しています。さいたまで生産した「ヨーロッパ野菜」を、地元のレストランや給食で使用し楽しんでもらえる、このような「地産地消」の形が実現しています。

そんな「ヨーロッパ野菜」をふんだんに使った料理が楽しめるレストランのひとつが「ヨロ研カフェ」です。「ヨロ研カレー」や「ビーツのパンケーキ」など様々なメニューがありますが、今回は「ヨロ研野菜のワンプレート」をいただきました。ケールやゴルゴ、海老がのったパワーサラダやミネストローネ、カリフローレやコールラビがのったお肉料理など、見た目も鮮やかなヨーロッパ野菜の素材の味を活かした料理を楽しむことができます。また、デザートには、秩父で作ったオリジナルジェラートもいただくことができます。バジル、ルージュ、イエロープラムなど、珍しいフレーバーがたくさんラインナップされていますよ!

ヨロ研野菜のワンプレート

バジル/ゴルゴンゾーラチーズ&はちみつ

 「ヨロ研カフェ」には、野菜の直売所も併設されており、月・水・金曜日に、直接農家の方が届けてくれるそうです。「地域産を地域で消費する」というサイクルがあるからこそ実現されているシステムです。直売所で販売されている新鮮な野菜に、もし売れ残りが出てしまってもカフェで活用することができます。さらに、それらの野菜でレトルトのミネストローネに加工するという活用も行っています。このミネストローネは、規格外野菜の有効な活用事例として、農林水産省主催の「フード・アクション・ニッポンアワード」で特別賞も受賞しています。トマトの酸味が強すぎないこのミネストローネは、老若男女問わず楽しめる美味しさになっていました。

埼玉県産の食材も販売しています

 地元の農家が生産した「ヨーロッパ野菜」を、地元のシェフが美味しく調理することで「地産地消」を実現し、「ヨーロッパ野菜」をさいたまの新たな食文化となるよう取り組んでいる「ヨーロッパ野菜研究会」。「さいたま=ヨーロッパ野菜」、まだ認知度は高くありませんが、ここでの食事をきっかけに「さいたま産のヨーロッパ野菜」を楽しんでみませんか? 【K】

「ヨロ研カフェ」

住所:埼玉県さいたま市岩槻区本町6-1-2にぎわい交流館いわつき1F

電話番号:048-720-8512

http://north.co.jp/yoroken_caffe

「さいたまヨーロッパ野菜研究会」

電話番号:048-606-9030

https://saiyoroken.jimdofree.com/

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